うをとおなすと

おさかな買いになす買いに。のほほんな毎日をつづります。

優しい雨【カルダモンティーのティラミス風】

カルダモンのデザート第2弾笑。

 

まだ長雨はないけれど。

 

湿気で蒸し暑かったり、冷房で冷え過ぎたり、梅雨どきのミルクティーにはスパイスが合う気がします。

 

シナモン、クローブ、変わったところでブラックペッパー…ハーブもあり笑。

 

でも、やっぱり極め付けはカルダモンかと。

「スパイスの女王」の名にふさわしく。

 

モニターでカルダモンを頂いた時、まず考えたのはミルクティー笑。

でもお題は料理なので。

 

カルダモンティーの香りをつけたクリームと濃いめの紅茶シロップで香り高く。キャラメリゼしたナッツで香ばしさを添えました。

 

時間はかかるけど、手間は意外にカンタン。

市販のフィンガービスケットでふんわり軽く作っています。

 

たまには雨音を聴きながら笑。

 

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〜カルダモンティーのティラミス風

  • 市販のフィンガービスケット(下の写真のようなもの) 1箱

<カルダモンティーのクリーム>

  • 生クリーム(45〜47%などの濃いもの) 200cc
  • 水 50cc
  • 紅茶(なるべく葉の細かいもの) ティースプーン2杯
  • GABANカルダモン 2〜3粒
  • きび砂糖 大さじ2

<紅茶シロップ>

  • 水 150cc
  • 紅茶 ティースプーン3杯
  • シナモンスティック 2センチ分くらい
  • きび砂糖 大さじ2杯

<ナッツのキャラメリゼ>

  • アーモンド 25グラム
  • ピスタチオ 25グラム
  • ラニュー糖 大さじ3
  • 水 小さじ1
  • バター 小さじ1
  1. カルダモンティーのクリームから作る。小鍋に水、皮ごと刻んだカルダモン、紅茶を入れて弱火にかけ、しっかり沸騰したら火を止めて、茶葉がしっかり開くまで放置する。
  2. 茶葉が開いたら生クリームを加えて再び火にかけ、沸騰直前まで温めたら火を止めて粗熱が取れるまで置いておく(沸騰させると分離して泡立たなくなるので、決して沸騰させないこと)。
  3. 粗熱が取れたら茶こしでこし、冷蔵庫で冷たく冷やしておく。
  4. 紅茶シロップを作る。分量の水に紅茶、シナモンスティックを入れて火にかけ、沸騰して1分たったら火を止めて茶葉が開くまで放置しておく。
  5. 茶葉が十分開いたら茶こしでこし、再度火にかけて少し煮詰まってきたら砂糖を入れて、最終的に110ccくらいまで煮詰め、冷蔵庫で冷やしておく。
  6. ナッツのキャラメリゼは「プルーンの秋色カッサータ」http://iche.hatenablog.com/entry/2016/11/28/102139の要領で作り、粗く刻んでおく。
  7. 材料が冷えたら、カルダモンティー風味の生クリームにきび砂糖を加え、トロリとするまで泡立てる。
  8. パウンド型の底にフィンガービスケットを敷き詰め、ハケでたっぷり紅茶シロップを染み込ませる。
  9. 生クリームを入れてならし、刻んだナッツの4分の1量を散らす。
  10. ビスケット、シロップ、クリームを同じように重ね、ラップをして一晩冷やしておく。
  11. スプーンなどですくって盛り付け、残りのナッツを散らして頂く。

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※泡立てはこんな感じ。

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※今回使ったフィンガービスケット。軽い口当たりです。

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※GABANさんのホールカルダモンは品の良い優しい香り、たっぷり使ってもクドくなりません。

 

 

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西へ…【豚肉とズッキーニのクミン炒め】

ニンニキニキニキ♪ニンニキニキニキ♪2人が三蔵…♪

 

さて、何の曲でしょう。

正解はドリフターズの人形劇の西遊記

 

西遊記って愛されてますよねぇ。

アニメ、実写、人形劇。

 

あれは中国からインドへお経を貰いに行く話だけど。

 

私たち世代だと、「西域」と言えば西遊記NHKのドキュメンタリー『シルクロード』のイメージ。

 

そしてスパイスで「西域」と言えばクミンでしょう笑。

 

以前住んでいた街の中華屋さんに、「ラムの西域炒め」と言うのがあって。激辛だけど美味しくて。

 

今日はもうちょっと作りやすく、食べやすく笑。

羊は豚に。夏野菜も入れて。

今日は辛口で長ネギですが、玉ねぎでも美味しくできます。

 

羊で作る場合は、お肉の下味にもパウダーのクミンをしっかり揉み込んであげると、独特の香りが食欲をそそる香ばしさに。

 

今日のホールクミンはGABANさんのスパイス。品の良い香りが特徴です。

辛いのが苦手な人は、赤唐辛子を省くか、種を取って。

 

猪八戒もビックリ笑。

暑さダルさを吹き飛ばしましょう!

 

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〜豚肉とズッキーニのクミン炒め(2人分)〜

  • 豚肉切り落とし 150グラム
  • ズッキーニ 小1本
  • 長ネギ 3分の1本
  • にんにく 1かけ
  • GABANクミン(ホール) 大さじ1
  • 赤唐辛子 1本
  • サラダ油 大さじ1
  • 塩コショウ 適宜
  • 醤油 小さじ1

<肉の下味用調味料>

  • 酒 小さじ1
  • 醤油 小さじ1
  • 塩コショウ 適宜
  1. 肉に下味用調味料を揉み込んでおく。
  2. ズッキーニは薄切り、長ネギは斜め切りにしておく。
  3. 赤唐辛子は種ごと粗く刻む。
  4. フライパンにサラダ油、クミン、赤唐辛子を入れて火にかけ、香りが出て来たら肉を入れる。
  5. 肉の色が変わって来たらズッキーニを入れて、塩コショウで炒める。
  6. 肉とズッキーニに火が通り、しっかり炒まってきたら、長ネギを入れ、サッと炒める。
  7. 仕上げに鍋肌に醤油を回し入れ、ザッと混ぜて火を止める。

※玉ねぎの場合はズッキーニより先に入れて甘みを引き出すと美味しいです。

 

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※GABANさんのホールクミンは上品な香り。たっぷり使って香ばしいプチプチを楽しんで。

 

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気散じ【カルダモン風味のフルーツサラダ】

季節の変わり目か、身体がなんとなーくダル重い感じ。

 

急に暑いし。

 

 仕事もヤル気がおきません。

…そのせいじゃナイ⁈笑

 

そんな矢先、今回のスパイスモニターはエスニック。食欲増進間違いなし。

 

でも、だるくて食事自体が喉を通らない、のワタシ。

趣向を変えて、いくつかスイーツを。

 

まず第一弾はフルーツサラダ。

乳製品とベストマッチのカルダモン。

スパイスの女王と呼ばれる上品な香り。

 

ドライマンゴーはヨーグルトで戻すと生食感。

前の晩にポンッと入れておいて翌朝食べられます。ヨーグルトの水気が適度に吸われて、フルーツサラダの和え衣にピッタリの硬さになります。

 

カルダモンは、パウダーでもできますが、香りが均一に効きすぎるので、ホールを刻んだ方が優しく変化ある食感に。

 

なしでも美味しくできますが、あれば高貴な⁈笑香りになります。

 

インドっぽい取り合わせなので、カレーのデザートにも良いと思います。

 

気散じ、は気晴らしの古い言い方。

 

スパイスで五感を刺激して。

どんより湿気を散らして、気を晴らしましょう笑。

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〜カルダモン風味のフルーツサラダ(2〜3人分)〜

  • プレーンヨーグルト 180グラム(小さい方の標準パックぐらいです)
  • きび砂糖(普通のでも笑) 大さじ1
  • GABANカルダモン(ホール) 1個
  • ドライマンゴー 30グラム
  • お好みのフルーツ (今回はいちご、バナナ、キウイetcの豪華版笑)
  1. カルダモンは皮をむき中の種を細かく刻む。
  2. タッパーにプレーンヨーグルト、きび砂糖、カルダモン、2センチ角くらいに切ったドライマンゴーを入れてよく混ぜ、冷蔵庫で1晩くらい置く。
  3. 好みのフルーツを刻んで和える。

※砂糖の代わりに蜂蜜でも美味しいですが、体感の甘さが砂糖の3倍くらいになるので、加減して加えて。

※カルダモンの粒が気になる人は、大きめに刻んで香りを移し、茶こしなどでこして取り除いても。

 f:id:iche:20170522131635j:imageギャバンのカルダモンは雑味のない香りで特に品良く。好きな方は2粒使って鮮烈な香りを楽しんでも笑。

 

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見通し良好【エビとふきの翡翠炒め】

子どもの頃、よく怒られました。

 

ふきの煮物のおつゆを、ストローみたいにふきで吸い上げて。

 

おせちにレンコンを入れるのは、穴が開いていて見通しが良いからだそう。

 

ふきは富貴に通じるとか。

天然、露地ものの旬は今。

 

1束は結構多いので、買ったら下ごしらえしてタッパーに入れておき、いろんな料理にしています。

 

定番の煮物以外にも、サラダや炒めもの、混ぜ寿司やピラフなんかに。

 

下ごしらえさえしておけば、煮物も、単体で炊かなくても、他の煮物の下地に浸すだけで、色どりキレイなあしらいができます。

 

今日の炒め物はえびですが、もちろんイカやホタテなど全ての海鮮、鶏のささみや胸肉でも美味しくできます。新鮮なえびなら下味は省略して、合わせ調味料だけでも。

 

アクの強い野菜は腐りにくいのもありがたいところ。

 

シャクシャク、歯ざわりと香りを楽しみましょう。

 

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〜エビとふきの翡翠炒め(2人分)〜

  • 茹でたふき 2分の1束
  • エビ 6〜7匹
  • (冷凍の場合、下ごしらえ用に塩少々、片栗粉各ひとつまみ)
  • 下味用調味料(酒小さじ2、片栗粉小さじ1、あれば卵白少量)
  • 生姜 2分の1かけ
  • サラダ油 大さじ1
  • 塩こしょう 適宜
  • ごま油 小さじ1

<合わせ調味料>

  1. ふきは塩ひとつかみを入れた湯で固めにゆで、筋を取って水にさらし冷蔵庫で保存しておく(事前)。
  2. まず合わせ調味料を作る。分量の材料をすべて混ぜて置いておく。
  3. えびは、冷凍なら、背ワタを取ってから、塩少々と片栗粉一つまみをもみこんで水で洗い、よく水気をふき取っておく。
  4. ふきは斜めにスライスし、水気を取っておく。
  5. えびに下味用の調味料をもみ込む。
  6. フライパン(中華鍋)にサラダ油、しょうがを入れて火にかけ、熱くなって香りが出てきたらえびを加える。
  7. えびの表面の色が変わったらふきを加え、材料が温まったら合わせ調味料(片栗粉が沈んだりしているので混ぜながら)を加えて一気にとろみを出す。(あればコーヒーフレッシュ、生クリームなどをほんの少し加えるとコクが出て、海鮮の臭みも抑えられます)
  8. ごま油を入れてざっと混ぜ、皿に盛りつけて出す。

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※応用編のハムピラフ。バターやクリーム系の洋風が合います。

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※以外に万能選手。ここまでしておくとすぐ使いきれちゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

出会い【サワラの白子と豆腐の炊き合わせ】

「一目会ったその日から…」

 

名調子のテレビ番組、ありましたよねぇ。

 

カーテン越しに出会った2人が結ばれるかどうか。今と較べれば出会い番組と言ってもほのぼのな感じ笑。

 

春のスーパーにも出会いがいっぱい。

ご近所のスーパーさんは、たまに普段は仕入れないものを売っていて。

 

岡山県産の新鮮なサワラの切り身の奥に、ピカピカの真子一腹と白子三腹。

 

こういう時、行っちゃうんです笑。

この時季だけの、出会いの方に。

 

立派な白子は下処理したら、三分の一は、味見を兼ねて天ぷらに。

濃厚。

 

残りは明日も楽しみたいので、豆腐と炊き合わせました。熱々も良いけど、冷たく冷やしたのも良いんです。

 

塩が入りやすいので、煮えばなを頂くときは冷ます時よりやや薄味で。

 

魚の春も頂きましょう。

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〜サワラの白子と豆腐の炊き合わせ(2人分)〜

  • サワラの白子 半腹〜3分の2腹くらい
  • 下処理用 酒、塩 適宜
  • 水 1カップ
  • 昆布 3センチ角
  • 酒 2分の1カップ
  • 薄口醤油 大さじ2
  • 木綿豆腐 半丁
  1. 鍋に湯を沸かし、酒、塩を加えてサワラの白子を入れ、1〜2分茹でたら氷水にとって冷やす。
  2. 別鍋に水カップ1、昆布を入れておく。
  3. 昆布の鍋を火にかけ、沸騰してきたら、酒、醤油を加える。
  4. 白子は(気になれば目立つ筋などを取り)、一口大に切って鍋に加え、5分ほど煮る。
  5. 豆腐を食べ良い大きさに切って入れ、7〜8分煮る(煮汁はかぶるくらいが良いが、少なければアルミホイルなどで落し蓋を作って)。
  6. 火を止め、あればふきの湯がいたものなどを加えて、味を含ませる。

 

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つまみ食い用の天ぷら笑。下処理したものを揚げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏まだき【葉玉ねぎとカブのミルク煮】

アッという間に桜も過ぎて。

 

ただ今年は初夏らしく。

陽射しは強いけど、爽やかな空気。

 

でも、夜は少し肌寒いくらい。 

昼はそろそろ冷たいものを飲み過ぎたりして。

 

こんな日は、春野菜の優しいシチュー。

トロミも軽めで。

 

チョット手間ですが、旬のあさりの出汁で贅沢に。

 

神経質にこだわっている訳ではありませんが、たまにはスープの素に頼らない、自然の旨味を。

 

お腹も心もあったかく。

 

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〜葉玉ねぎとカブのミルク煮(2〜3人分)〜

  • 葉玉ねぎ 1個
  • カブ 1〜2個
  • あさり 1パック
  • ベーコン 30グラム
  • 酒 100cc
  • 水 400cc
  • 塩こしょう 適宜
  • バター 大さじ1
  • 小麦粉 大さじ1
  • 牛乳100cc
  • 生鮭 (切り身なら2切れくらい。切り落としでも)
  • 塩こしょう、小麦粉、サラダ油 適宜
  1. 砂出しをしたあさり、酒、水を鍋に入れて火にかけ、口が開いたら火を止めておく。
  2. 鮭は一口大に切り、塩こしょう、小麦粉適宜をまぶし、サラダ油で表面を焼き、取り出しておく。
  3. カブ、葉玉ねぎの玉の部分は大きめのくし形に切り、葉玉ねぎの葉の部分は斜めに切っておく。
  4. 鍋にバターを溶かし、ベーコンを入れ、弱火で炒める。
  5. カブ、玉ねぎの玉の部分を加え、塩こしょうして中火で炒め、表面が少し透き通ったら小麦粉を振り入れ、焦げないように粉気が飛ぶまで炒める。
  6. あさりの煮汁を加えて、アクを取り、10分煮る。
  7. 葉玉ねぎ、カブに8分通り火が通ったら、あさりの身、葉玉ねぎの葉、鮭を加えて軽く煮立て、牛乳を入れて5分ほど煮る。

 

 

 

 

 

 

 

 

木の芽時【ホタルイカと木の芽の冷製ジェノベーゼ】

木の芽時。

 

本当は古来、3月、4月の季節の変わり目に、心身の調子を崩してしまうこと。

 

最近はそれを乗り越えても5月病、が待ってたりするのだけれど笑。

 

木の芽時の終わりにようやく顔を出す本当の木の芽。

ただ、本当に若く、柔らかいのはほんの一瞬。

 

葉をむしって、形の良いものはそのまま、残りはすり鉢で軽くすって冷凍に。

今ならカンタンにペーストになります。

 

さて、作業しながらサッとお昼ゴハン。

麺を茹でる以外は火をつかいません。

 

たっぷり入れても、意外に優しい香りとサッパリした味に癒されます。

 

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ホタルイカと木の芽の冷製ジェノベーゼ(2人分)〜

  • スパゲッティ(1.7mm) 160グラム
  • 塩 適宜
  • 湯 適宜
  • ホタルイカ 1パック
  • プチトマト 10個くらい
  • 木の芽 たっぷりひとつかみ

<ドレッシングソース>

  • オリーブオイル 大さじ2
  • ワインビネガー 大さじ3〜4
  • アンチョビ フィレなら2切れ、ペーストなら小さじ2
  • にんにく 2分の1かけ
  • マスタード 小さじ1
  • 塩こしょう
  1. にんにく、アンチョビはみじん切りにし、ドレッシングの材料を全てあわせる。
  2. 木の芽をすり鉢で軽くすり、ペースト状にする。プチトマトは半分に切り、ホタルイカ、木の芽とドレッシングと合わせ、冷やしておく。
  3. 鍋に湯を沸かし、塩を入れてスパゲッティを表示より1分長めに茹でる。
  4. 茹で上がったらザルにあげ、てばやく流水で滑りをとる。
  5. 水気を切り、マリネした具材、ソースと和えてだす。