見通し良好【エビとふきの翡翠炒め】
子どもの頃、よく怒られました。
ふきの煮物のおつゆを、ストローみたいにふきで吸い上げて。
おせちにレンコンを入れるのは、穴が開いていて見通しが良いからだそう。
ふきは富貴に通じるとか。
天然、露地ものの旬は今。
1束は結構多いので、買ったら下ごしらえしてタッパーに入れておき、いろんな料理にしています。
定番の煮物以外にも、サラダや炒めもの、混ぜ寿司やピラフなんかに。
下ごしらえさえしておけば、煮物も、単体で炊かなくても、他の煮物の下地に浸すだけで、色どりキレイなあしらいができます。
今日の炒め物はえびですが、もちろんイカやホタテなど全ての海鮮、鶏のささみや胸肉でも美味しくできます。新鮮なえびなら下味は省略して、合わせ調味料だけでも。
アクの強い野菜は腐りにくいのもありがたいところ。
シャクシャク、歯ざわりと香りを楽しみましょう。
〜エビとふきの翡翠炒め(2人分)〜
- 茹でたふき 2分の1束
- エビ 6〜7匹
- (冷凍の場合、下ごしらえ用に塩少々、片栗粉各ひとつまみ)
- 下味用調味料(酒小さじ2、片栗粉小さじ1、あれば卵白少量)
- 生姜 2分の1かけ
- サラダ油 大さじ1
- 塩こしょう 適宜
- ごま油 小さじ1
<合わせ調味料>
- ふきは塩ひとつかみを入れた湯で固めにゆで、筋を取って水にさらし冷蔵庫で保存しておく(事前)。
- まず合わせ調味料を作る。分量の材料をすべて混ぜて置いておく。
- えびは、冷凍なら、背ワタを取ってから、塩少々と片栗粉一つまみをもみこんで水で洗い、よく水気をふき取っておく。
- ふきは斜めにスライスし、水気を取っておく。
- えびに下味用の調味料をもみ込む。
- フライパン(中華鍋)にサラダ油、しょうがを入れて火にかけ、熱くなって香りが出てきたらえびを加える。
- えびの表面の色が変わったらふきを加え、材料が温まったら合わせ調味料(片栗粉が沈んだりしているので混ぜながら)を加えて一気にとろみを出す。(あればコーヒーフレッシュ、生クリームなどをほんの少し加えるとコクが出て、海鮮の臭みも抑えられます)
- ごま油を入れてざっと混ぜ、皿に盛りつけて出す。
※応用編のハムピラフ。バターやクリーム系の洋風が合います。
※以外に万能選手。ここまでしておくとすぐ使いきれちゃいます。