きらきらひかる【本みりんの琥珀糖】
海に行くと、やっぱりガラスを拾ってしまう。
…小さな、いびつな、海が造った磨りガラス。
昔「何か」だったもの。
そんな海辺のガラスによく似たお菓子。
琥珀糖。
意外にカンタンにできます。
でも、時間はかかる。
それも数日単位で。
作って固めて。
切ったら4、5日から1週間…
時間が表面を結晶化してくれるまで…
時間が作る。
そんな所も海のガラスとにています。
香りづけは本みりん。
法律が改正される前、みりんはお酒でした。
その香り高さや華やかな甘味をリキュールの様に楽しむ人も。
今日は熱いシロップに混ぜ込むので、アルコール苦手さんでも大丈夫。
杏を加えて。
どこか懐かしい味になりました。
ー本みりんの琥珀糖ー
- グラニュー糖 200グラム
- 水 100グラム
- 粉寒天 2グラム
- 本みりん 大さじ1杯半
- 杏 1個
- 杏はごく細かく刻んでおく。
- 砂糖、水、寒天を火に掛け、糸を引くまで煮詰める。
- バットかタッパーなどに本みりんを入れ、杏を散らす。
- 3に2を流し込み、冷やし固める。
- 固まったら好きな形に切り、クッキングペーパーの上などで表面の砂糖が結晶化するまで乾かす。(最初はツルツルの表面がシャリシャリした磨りガラス状になる)
※今回の本みりんは信州産もち米100%の養命酒家醸本みりん。柔らかく懐かしい香りになりました。