内と外【七草粥と千草焼き】
日本人の「内と外」。
内輪になるとはっちゃけたり。
外面だけは良かったり。
うちは家にも通じていて。
鬼は外福は内。
謡にも内外があり。
元はよく知られたり、演じられるものが内。
さて、松の内も今日が最後。
年神様ともしばしのお別れ。
最近では衣手に雪をつけなくても、七草粥セット、なるものが売っていて。
鏡割りしたお餅に、私は歯応えや香りが強い方が好きなので、七草は軽い塩揉みでアク抜きして加える派。
…ただ、少人数ではチョット余って。
ふと思いついて作ったのが千草焼き。
和製ハーブの七草。
ハムやチーズとオムレツも意外にイケるのですが笑。
今日は味も優しく、野菜もたっぷり、和風トルティージャの千草焼きに。
焼きたても美味しいのですが、冷ましても美味しいので、ぜひ晩のおかずにも。七草も入ってより「千草」笑。
七草の野趣に合わせて、隠し味に味噌を入れています。
リメイクですが「外」に出しても恥ずかしくない味デス。
ー七草粥と千草焼き(2人分)ー
<七草粥>
- 米 半合
- 水 600〜700cc
- 切り餅 1個
- 七草粥セット 1パック(お粥で使うのは半分くらい)
- 塩 ひとつまみ
- 米に水を入れ、お粥をたく。
- 切り餅は1センチ角くらいに切っておく。
- 七草は水洗いして傷んだところなどを取り去り、細かく刻んで、塩を振って揉む。
- ギュッと絞ってアクを出す。(塩を振りすぎた人、またアクがもっと気になる人は水でサッと洗い、ザルに上げて再度絞る)。
- 炊き上がるちょっと前に餅を加え、柔らかくなったら七草を加えて塩加減を調節してだす。
<千草焼き>
- お粥の時下処理した七草粥セット 残った分
- 鶏ひき肉 50グラム
- にんじん 2センチ分くらい
- しいたけ 1枚
- 卵 3個
- 酒 大さじ1
- 味噌 小さじ1
- 醤油 小さじ1
- (甘いのが好きな人は砂糖ひとつまみ)
- 塩 適宜
- サラダ油 小さじ2
- にんじん、しいたけはみじん切りにしておく。
- 鶏ひき肉に味噌、酒、醤油を入れて軽く混ぜ、にんじん、しいたけ、七草を入れてよく混ぜる。
- 卵を1個ずつ加えて混ぜる。
- 卵焼きの要領で、卵焼き器でじっくり焼く(オーブンに慣れている人はオーブンで焼いても)。
※餃子の要領でひき肉に先に調味料や具材を混ぜてから卵を加えると均一に混ざりやすい。
※だし巻きと違い、お肉や具で火が通りにくいので、じっくりと焦らず焼くこと。