白い季節【鱈と白インゲン豆のグラタン】
目で味わう、というけれど、色で料理を作ることもしばしば。
そう言えば、ばあちゃんもそうしてたっけ。
吐く息も白くなる季節。
白い料理が食べたくなる。
ちょっと前の朝ドラ。
ワタシも子どもの頃はご多聞にもれず『赤毛のアン』にカブれていて笑。
自然豊かな雪国の冬は、むしろ『赤毛のアン』や『大きな森の小さな家』(『大草原の小さな家』シリーズ)の景色を妄想するに笑充分な環境だったように思う。
稀にある晴れた朝。
白く凍る道。
真っ白に、キラキラ光る樹影。
青い月の夜も。
美しくないものが見えなくなる季節。
ちょっと帰り道がコワくなったりして。
そんな日は。
早く帰ってオーブンから熱々のグラタン。
鱈もお豆も。
白い素材で。
鱈は生でも甘塩でも、豆の水煮も、缶詰からでも乾物からでも美味しく作れます。(缶詰の豆の煮汁は美味しいので捨てずに。乾燥豆の煮方はレシピの下にあげます)
だから、大自然の台所がある人も、都会のアパートでも大丈夫笑。
ハフハフッとネ。
ー鱈と白インゲン豆のグラタン(2〜3人分)ー
- 鱈(生か甘塩)150グラムくらい
- 白インゲン豆の水煮 300グラム(缶汁ごと)
- 水 100ccくらい
- バター 大さじ1
- 小さめの玉ねぎ 2分の1個
- ベーコン 1
- ローリエ
- 塩こしょう
- パン粉 大さじ2〜3
<ホワイトソース>
- 牛乳 1カップ
- バター 大さじ1
- 小麦粉 大さじ1.5
- 鍋にバター大さじ1を溶かし、ベーコン、玉ねぎを加えて塩こしょうし、玉ねぎが少ししんなりするくらいまで炒める。
- 豆を缶汁(煮汁)ごと入れ、ヒタヒタになるくらい水を加え、ローリエを加えて汁気が少なくなるまで火にかける。(10分くらい。下写真)
- ホワイトソースを作る。フライパンにバターを溶かし、小麦粉を入れてサラッと液状になるまで炒めたら、牛乳を加えてかき混ぜる。
- グラタン皿に豆を入れ、鱈(甘塩ならそのまま。生ならここでしっかり塩こしょうして)を並べてホワイトソースをかけ、パン粉を散らし、上にバター小さじ1くらいをちぎって載せる。
- オーブントースターか、230度くらいに温めたオーブンで15〜20分程度、ソースがブクブクしてコンガリ焼き色がつくまで焼く。
※今回は21センチのオバール型で焼いています。
※上の2の状態。
おまけ↓
<白インゲン豆の水煮>
- インゲン豆は一晩水に浸す。
- 鍋に豆を水ごと入れ、たっぷりの水、ローリエを入れる。
- 火にかけ、沸騰したらアクをすくい、塩を加えて弱火で90分ほど煮る。(煮汁が蒸発して少なくなってきたら、常にヒタヒタくらいになるよう水を加えて煮る)
- 火を止め、30分以上置いておく。
★いろいろな料理に使えます。