ふるさと訛り【四方竹とニシンの煮物】
ふるさとのなまりが聞きたくて、昔の人は駅に行ったけど、今ならどうするだろう。
LINEでリアルタイムで話せるから大丈夫?
…いやいや、今ならデパートじゃないか。
と言っても食の方言。
今日見つけたのは四方竹(しほうちく)。
なんでも高知で採れる秋の筍とのこと。
ただ、見たなり思い出したのは子どもの頃、春先に散々皮を剝かされた淡竹。
で、今日は高知の人に加賀弁を話してもらって笑。味噌で懐かしいニシンとサッと煮。
ここはお江戸笑。
たまにはこんなハイブリッドも良いのでは?
…と思った矢先、商店街のチェーンの持ち帰り丼屋さんで、1日限定、その店舗限定の、とっても「攻めてる」ご当地丼発見。
正直たまげました…笑。
(詳細はレシピの後で…)
ー四方竹とニシンの煮物(3〜4人分)ー
- 身欠きにしん(戻したもの) 1尾
- 四方竹 7〜8本
- 水 浅なべでにしんがかぶるくらい
- 昆布 5センチ角
- 酒 大さじ2
- 味噌 大さじ2
- 磨きにしんは一口大、四方竹は斜め切りにする。
- 鍋に水、昆布を入れ、磨きにしんを入れて火にかける。
- 少し煮えてきたら酒を加え、アクをすくいながら2〜3分煮る。
- 味噌の半量を入れてさらにしばらく煮、四方竹を加え、残りの味噌で味を整えてサッと煮て出す。
※味を沁みさせるというより、にしんと筍の個性が楽しめるよう、サッと煮ます。
※ご近所の丼○(アレ?伏せ字にしても一緒笑)さん、前を通りかかると「○○店 本日限定三種鰊づくし丼 味噌マヨ付き」の手書き文字が。
中身は炙り身欠き鰊、鰊寿司、鰊の麹漬けの三種。
好奇心を押さえられず思わず購入。
身欠きにしん(なんと片身全部!豪快!)を炙っただけで、こんなに野趣ある美味しさなんて。でもチェーンというにはあまりにも漁師飯笑?うちの田舎にも大根とニシンを麹に漬けたものがあるけれど、きっとこれはもっと北の味。
アルバイトらしきお兄さんに「普通は味噌マヨですか?」と聞くと、「その土地の人は味噌だけだと(この丼を企画して作った人は)言ってました」とのこと笑。
ハイブリッドなんてヌルイこと言わずに郷土愛全開。
またそれを出すお店の懐の深さ笑。
お見それしました!