氏より育ち【たらこの吟醸粕漬け】
「スーパーで一番安いタラコです。」
いいですか?
繰り返します。
今日の主役は
「スーパーで、一番、安い、タラコです。」
ステキな箱に入っている、高いのはダメです笑。
小さくて、箸で切ろうと思うと意外に固くて上手に切れなくて笑、スーパーで大体298円から398円の間で売っているアレ、アレです。
なんで高いのはダメか。
それは、たか〜いタラコや明太子は、すでに「秘伝のたれ」や自分の瑞々しい水分を含んでいて、これから吸収してもらいたい、美味しい日本酒の味や香りを充分吸い込むことができないから笑。
この間TVで同じ様なことが。
モデルさんのスカウトさん。
自己流オシャレの目立つ美人さんより、地味で磨きがいのある子に声をかけるそう。
そして、「スカウトから大分経って応募された場合には?」という質問に、「…ん〜その間、ご自分流で育ってしまわれると…」と言葉を濁されていた。
やっぱり吸収するものが大事なんだな。
…と言いつつ、することは酒粕に2日ほど漬けるだけ笑。
ほんのり柚子の香りをしのばせて。
なので、漬ける酒粕は美味しい(お気に入りの笑)ものを。固い時には(できれば同じ蔵の)お酒で少し伸ばして。
プチプチも甦って、タラコちゃん、驚くほど上品に育つこと受け合いです。
お酒は純米酒派ですが、この粕漬けの粕は香り華やかな吟醸粕が美味しい模様笑。
今日は福井大野の源平酒造さん(http://www.genpeishuzo.co.jp フェイスブックhttps://www.facebook.com/genpeisyuzou/)のお酒。
堅実な県民性が育んだ優しいお酒です。
ーたらこの吟醸粕漬け(タラコ1パック分)ー
- タラコ(スライスされてないもの) 1パック
- 酒粕 適宜(下作り方参照)
- 酒 適宜(下作り方参照)
- ゆずの皮 5分の1個分くらい
- タラコが入るサイズの小さなタッパを用意する。
- タッパに半分くらい入るくらいの量の酒粕を入れ、硬ければペースト状になるまで酒を加えて練る。
- ゆずの皮を小さくへいで粕に混ぜる。
- タラコを粕に漬け、2日ほどおいて出す。(漬け具合はお好みで。漬かり過ぎず塩気が残るくらいが美味しい)
※こちらは六段仕込み純米酒。源平にちなんで平家アゲハの素敵なボトル。ご家庭で飲み切りに良いサイズです。
※吟醸酒粕は東京銀座の素敵なお店(麹カフェ&日本酒しゃぶしゃぶ悠久乃蔵http://yukyunokura.jp)でも購入可能。