小学生の頃から作っているもの、というのがあって。
田舎の田舎笑、まだコンビニも何もない町で。本の中の遠い国に憧れて作ったものや、豊富な素材を使って作らせてもらったもの、お菓子なんかが多かった気がする。
辛口な家族の審議を通過するのは難しかったけれど…笑。
きゅうりのピクルスもそんな中の一つ。
本間千枝子先生・本間長世先生の『ローラのお料理ノート』に出てくる「なまけ者主婦のきゅうりのピクルス」。ご存知、大草原の小さな家のローラの味。
本との思い出は別でお話しするとして、上手に作ると、甘くなく、上質なハムにぴったりの味になります。そしてハムと一緒に食べると、ナゼか熱々ご飯に合うという笑。
もう一つは、オトナになって作ったもの。
残念ながら仕事に追われて、数週間かかるピクルスがなかなか作れなくなってから。
15分でできるナンチャッテピクルス。
熟成の味はでないから、調味料や香辛料のチカラを借りて。
「怠け者」どころか「超怠け者」の味。
こちらはソーセージやビール、白ワインに合います。
きゅうり、結構奥深い笑。
ー「なまけ者主婦のきゅうりのピクルス」ー
〜『ローラのお料理ノート』より(詳しくは原典を参照のこと)
- きゅうり(小さいもの) 1kg
- 塩 2分の1カップ
- (つけ汁)
- リンゴ酢(アップルビネガー) 1リットル
- 砂糖 2分の1カップ以上
- 塩 4分の1カップ
- マスタード 4分の1カップ
- きゅうりはきれいに洗って、へたを取り、塩、ひたひたの水で24時間置く。
- 24時間後、水洗いし、水気を拭いたきゅうりを、煮沸消毒したビンにつめる。
- つけ汁の材料を全て煮立て、ビンに注いでぴっちり蓋をする。お好みのスパイスを入れても。
- 2週間ほどで食べごろに。
※icheのメモ。保存食用のレシピなので、早めに食べ切る時は少し下漬けの塩を減らします。また、つけ汁の辛子は、フレンチマスタードでなく、チューブの練り辛子か、最近はチューブタイプのものに色々味付けがされるようになったので、缶の辛子を溶いて使っています。スパイスは私はシナモン、ローリエは必ず、気分によってキャラウェイシードや唐辛子、ディルシードなどを加えています。
ー超怠け者のきゅうりのピクルスー
- きゅうり 1本
- 塩 小さじ2分の1くらい
- (つけ汁)
- ワインビネガーかアップルビネガー 50cc
- ブラウンシュガー 大さじ1以上
- (甘酢っぽい味にしたい方は2以上加えてください)
- 粒マスタード 大さじ1
- シナモン 少々
- ローリエ 少々
- きゅうりはスライサーかピーラーで薄く削る。
- 塩を振りかけ、水気が少し出るまで置く。
- テフロンのフライパンにつけ汁の材料を全て入れ、煮立てる。
- きゅうりの水気を軽く絞り(決して絞りすぎないこと!)、つけ汁に入れ、火を止める。
- 軽く混ぜ、15分以上経てば食べられます。
どちらもあまり甘くないので、バーベキューや粗挽き肉でツナギを入れないアメリカンなハンバーグパティに合います。ビールと一緒に!