こっとこと【根菜と豚バラ肉の味噌かす煮】
擬音語や擬態語にも方言がありまして…
今となっては方言だったのか、「ばあちゃん語」だったのか、わからないものも笑。
「ごぼる」、はどうやら方言決定。
…ですが、この「こっとこと」はどうなのか笑。
煮物などをコトコト煮る、のコトコトではありません…
…何というか、例えば、身動きが取れないくらい毛布や布団にくるまったり、こたつに首まですっぽり入って暖を取っている様を「こっとことになる」と。
モコモコ、でも無いんです笑。
たしかばあちゃんの場合、たま〜に食べ物に使ってた時も。
例えば煮込みうどんとか、シチューとか。
残ったのを煮込みすぎて具が動かせないくらいトロミがついちゃったりしてると。
「こっとことになっとる…」と。
さて、閑話休題。
春の足音は聞けども、まだまだ寒い今日この頃。
「こっとこと」に着込まなくても、身体の芯から「ぽっかぽか」になれる煮物を笑。
薄切りの豚バラ肉をくるくるっと巻いて作ります。
ニガテな人でも食べやすく、酒粕の分量はホンの隠し味程度ですが、粕汁大好き!ストロングスタイル好みの方は笑、味噌と同量くらいまで増やしても。
ただし、トロミもシッカリつきやすくなるので、コッチが「こっとこと」になって笑、焦げつかないよう要注意。
ではでは、ハフハフして⁈召し上がれ笑。
ー根菜と豚バラ肉の味噌かす煮(3〜4人分)ー
- 豚バラ薄切り肉 180グラムくらい
- 里芋 3〜4個
- 人参 4分の1本
- ごぼう 2分の1本
- しょうが 1カケ
- 鷹の爪(赤唐辛子) 2分の1本
- 昆布 7センチ角くらい
- 水 500cc
- 酒 50cc
- 味噌 大さじ3くらい
- 酒粕 大さじ1〜2杯
- 青ネギなど 好みで
- 昆布を分量の水に浸けておく。
- しょうがは薄切りにする。
- 人参、ごぼうは皮を剥き、乱切りにしておく。
- 豚バラ肉は端からくるくるっと巻いておく。(キュッとキツめに巻いて、最後ポンッと押してあげれば特に留めたりしなくても大丈夫)
- 昆布の鍋にしょうがを入れて火に掛け、沸騰してきたら豚バラ肉を入れる。
- 肉の色が変わり出したら、酒を加え、アクをすくって人参、ごぼうの順に入れる。
- 里芋の皮を剥き、米の研ぎ汁か、なければ米ひとつまみを入れた水で下茹でする。
- 芋の表面が少し透き通るくらいで、肉の鍋に入れ、3〜4分煮る。
- 味噌、酒粕を溶き入れ、鷹の爪を入れ、アルミホイルなどで落とし蓋をして、15分ほど煮る。
- 火を止め、5分ほどおいて味を含ませてから出す。
※ごぼうを入れる時も、人参の色が少し濃く変わるのを待って入れた方が、早く柔らかくなります。鷹の爪は入れずに頂くときに七味を振っても、逆に効かせたい人は、もっと早めに入れても美味しいです。肉が硬くなったり、味が抜けたりしにくいので、前の日作って温めなおしてもok!