唐魂洋才【白菜のステーキ】
冬と言えば白菜(断言笑)。
鍋に浅漬け。
…日本の食卓、って感じの風景。
でも、日本で白菜が食べられるようになったのは、20世紀に入ってから、とのこと。
実は、観賞用の甘藍(キャベツ)の方が大先輩だそう…
だから、時代劇のチョンマゲ武士が、白菜の漬物を頬張る、なんていうシーンは、実はありえないそうで笑。
ただ、塩漬けだけでも白いご飯に合う、優しい香りと甘みの個性が、彼(彼女)を和食の顔に。
いつの間にか、どこの国で生まれたか、なんてどうでもいいことに。
自分もこうありたいものです笑。
さてさて、今日は少し前に頂いた白菜の話。
友人のお父様は農業指導をされていて。
贅沢なことに、ギッシリ詰まった一株を頂戴笑。
長く楽しみたくて、半分はすぐキムチに。
4分の1は、甘い水分と、一緒に頂いた柑橘類を楽しむ水炊きに。
そして残りの4分の1。
こんな時だけできる冒険。
でもできるだけ、そのままで。
出汁も足さず。
香りと香ばしさだけプラスして。
蒸し焼きにして、パルミジャーノとバルサミコ。他の塩味は「付け合わせ」笑のベーコンのみ。
醤油も試してみたのですが、意外や香りが強すぎて引き算で笑。
中国から来日して100年。
いまや英語ではnappa cabbage(中国語とも日本の”菜っ葉”が語源とも)と呼ばれることもあるそう。
でも今日は、シルクロードを逆に辿ってイタリアへ笑。
白ワイン、合いますよ〜
ー白菜のステーキ(2人分)ー
- 白菜 4分の1株
- オリーブオイル 大さじ1
- (塩こしょうはお好みで)
- ローリエ 1枚
- パルミジャーノチーズ 好きなだけ
- バルサミコ酢 大さじ1〜2杯
- ベーコン(切り落としでもスライスでも) 50グラムくらい
- 白菜は縦くし形に切る。
- フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、白菜を並べて蓋をする。
- 片面がこんがり焼けてきたら返し、鍋の端にベーコンを入れて焼き始める。
- 中弱火くらいで、ベーコンが好みの加減になり、白菜に火が通るまで焼く。
- 器に盛り、パルミジャーノを好きなだけすりおろし笑、バルサミコ酢を掛けて頂く。
※バルサミコ酢はモノによって味が違うが、長いこと使い切れない場合は笑、煮詰めておくとソースとして使いやすくて便利。