少~し愛して【スキレットあれこれ】
少し愛して。
長〜く愛して。
…なんて言うコマーシャルがあったけど笑。
熱しやすく、冷めやすいのは日本人の常・・・
白状すると、昨年大流行のスキレット。
今までにも何度か苦い思いをしていて。
最初に買ったのは大学生の頃。
元々お値段も安く、見た目良く。
雑貨屋さんや金物フェアでつい購入。
でも…
ついつい錆びさせたり、放置してる間に表面にホコリがついたり…
…なので今回は、いくら安くても、使いこなせない様なら買わない、と。
安いから捨てても惜しくない、は、もうやめたくて。
…で、今回は使い方。
編み出しました。
それも、たった2つ。
1最初はよく使うこと
2最初は雑に洗うこと
これだけ笑。
…結果、パンケーキやアヒージョ以外にも、テフロンとは比較にならない程、カンタン、美味しい料理がたくさん笑。料理上手になった?安いウチに増やそうかしらん、の勢い笑。
…実は重たい鋳物のスキレットは、熱伝導の悪さが難点。
でもそれ、裏を返せば、素材を載せても急激に温度が下がらず、逆にちょっとした火加減で焦げたりもしない、と言うこと。
それに、しっかり慣らしさえすれば、鍋肌からじんわり滲み出る油で、ご飯ものや卵など、コンガリ美味しい焼き目はついても、ゴリゴリの焦げにはならず。
オーブンで表面だけ焼きたい時も、底は安心。
一枚300円台の輸入ステーキも、ふっくら笑。
なべ底に美味しい焦げ目がつくので、お肉を取り出して、お水とちょっとしたお醤油で上等なステーキソースも。
当前だけど笑、鉄鍋だから、一人用のすき焼きも専門店の味。なんとオーブントースターを使って、スペイン風オムレツも緊張のひっくり返しなしで(下写真)笑。
…焼きカレーにハムエッグ笑、ほうれん草や魚介類のソテー、懐かしの喫茶店のオムスパも…
鉄分も取れるので健康にもよろしく…
…さて、最後に2つの原理をちょっと説明。
<その一、とりあえず最初は何にでも使いまくる!>
…叱られそうだけど笑、これが一番のコツ。
実は使えば使うほど、油が馴染み、従順な良い子ちゃんになるのです笑。
なので目につく所に置いて、目玉焼きでも野菜炒めでも、今までテフロンちゃん笑でやってた油ものを、チョットこちらで。
理由は下に書きますが、慣れれば慣れるほど、匂いもつきにくくなるので、ジャンルを問わず。
…しかも、きっとその過程で、鋳物鉄鍋の美味しさに気づくはず。
<その二、最初はなるべく雑に洗う笑>
…目的は油をしっかり鍋に染み込ませることなので、神経質にキュキュッとさせるのは逆効果。
洗剤は使っても良いけど、なるべくザッと。
それでも表面から油分が失われてしまったら、火にかけて乾かし、油をちょっとだけ垂らして拭いておくこと。
硬いこびりつきは、水を入れて火にかけて沸かし、たわしで落とせば大丈夫。
油がしっかり馴染むと、自然に鍋肌が油分でコーティングされ、焦げや汚れ、匂いがつきにくくなるのです。
だから、洗いすぎに注意。
一旦慣らせば、特別な手入れはほとんど要らず。
長〜く愛せる、相棒になります。
※左上から時計周りに、ホタテのソテー、ビーフステーキ、スペイン風オムレツ(エビと春菊、長芋入り)、オムスパ、パンケーキ、すき焼き、焼きカレー(カレーのリメイク)、ホタルイカのアヒージョ。