うをとおなすと

おさかな買いになす買いに。のほほんな毎日をつづります。

私は牡蠣になりたい【ニューイングランド風牡蠣のチャウダー】

英語でoysterと言えば無口の象徴だそうで…

 

日本語なら「貝のように口を閉ざす」という所を「牡蠣のように黙っている」と。

 

たしかに殻の武骨なゴツゴツは、チョット健さんぽい?笑かも。

 

対してcram(アサリなど比較的小型の二枚貝)は日本で言えば「すし詰め」みたいな混雑の象徴。

 

でも牡蠣はテンションが上がりマス笑。

 

生牡蠣、カキフライ、土手鍋、焼き牡蠣に蒸し牡蠣…以前冷麺を紹介したこともhttp://iche.hatenablog.com/entry/2016/07/28/083000

 

けど今日はこれ。

ニューイングランド風牡蠣のチャウダー

 

ピクルスの所で紹介した本間千枝子先生、長世先生の、『大草原の小さな家』の料理の本には「牡蠣のスープ」として登場。

 

ニューイングランド風、とは、ミルクを使う我々にお馴染みのチャウダーのこと。トマト味の赤いのをニューヨーク風というのに対して、こう呼ばれています。

 

本間先生のレシピはシェリー酒を使い、具は牡蠣以外入れない、洗練されたものだけど、今日のは私流の庶民派レシピ笑。

 

コツは、最初に牡蠣を蒸して、しっかり貝の味を凝縮させること。(アサリでも同じ)

 

牛乳は最後に加えて分離を防ぎます。

 

19世紀のアメリカでは、牡蠣のスープは日曜日の夜、父親が作る風習があったのだそう。

 

無口なお父さんが作る、熱々の牡蠣のスープ。

もしかしたらどんな言葉より、雄弁だったのかも。

 

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ニューイングランド風牡蠣のチャウダー(2〜3人分)ー

  • 牡蠣 大4〜5個、小なら7〜8個
  • 白ワイン(日本酒でもよい) 50cc
  • 塩こしょう 少々
  • ベーコン 30グラムくらい
  • 玉ねぎ 4分の1個
  • ジャガイモ 小1個
  • バター 大さじ1
  • 小麦粉 大さじ1
  • 無添加ブイヨン 150cc
  • ローリエ 1枚
  1. 牛乳 150cc(もっとコクを出したい場合はうち50ccを生クリームに代えても)
  2. 塩こしょう 適宜
  3. パセリ 適宜
  4. 牡蠣は汚れがあればサッと取り、小鍋に牡蠣、白ワイン、塩こしょうを入れ、蓋をして軽く蒸す。
  5. パセリは刻んでおく。
  6. 玉ねぎ、ジャガイモは1〜1.5センチ角くらいのさいの目にし、ベーコンは5ミリ太さ位に刻んでおく。(ジャガイモは水にさらしておく)
  7. 別鍋にバターを溶かし、玉ねぎ、ベーコンを炒め、しんなりしてきたら 塩こしょうし、小麦粉を振り入れて焦げないようによく炒める。
  8. 小麦粉に火が通ったら、牡蠣の蒸し汁を加えて、鍋底についている小麦粉をこそげるように混ぜ、しっかりトロミを出す。
  9. ブイヨンを加え、ジャガイモ、牡蠣、ローリエを入れて煮る。(ジャガイモは煮過ぎないこと。焦げやすいので混ぜながら)
  10. ジャガイモが好みの固さになったら牛乳を加えて温め、塩こしょうで味を調え、パセリを振って出す。

※牡蠣の蒸し汁とブイヨンで最初にしっかり材料を煮ないと分離しやすいので注意。ワインはお好みで日本酒でも。 

 

 白ワインでも、実はホットウィスキーでも。

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