うをとおなすと

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花のいのち【花穂紫蘇と青唐辛子のしょうゆ漬け】

花のいのちは短くて。

 

林芙美子の歌の続きは「苦しきことのみ多かりき」だと思っていたら、元は違っていたことが分かったのだそう。

 

元は…

 

「花のいのちは短くて

苦しきことのみ多かれど

風も吹くなり

雲も光るなり」

 

ただ、後に色紙には「苦しきことのみ多かりき」と書いていた様なので、心が変わったか、あるいは目の前にいて色紙を求める人の気持ちを思いやるようになったか…

 

ただ、花のいのちは本当に短くて。

 

近所に、都会には珍しい道の駅の様なお店があるのだけれど、そこで目にした花穂紫蘇。

 

紫蘇の実というには熟しておらず、まだ薄い色の花がついている。

 

そして素晴らしい香り。

 

最初買った時は、うっかり翌日まで冷蔵庫に保管してしまい、香りが台無しに。

 

たったの1日なのに。

 

そしてリベンジ。

 

香りのピークで、青唐辛子としゅうゆに封じこめて。

 

お料理上手の素敵な友達も、いろいろに使ってくれました。

 

風も吹くなり。

雲も光るなり。

 

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ー花穂紫蘇と青唐辛子のしょうゆ漬けー

  • 花穂紫蘇 好きなだけ
  • 青唐辛子(辛いもの) 穂紫蘇と同量か1割り増し
  • しょうゆ 花穂紫蘇としょうゆが浸るくらい
  1. 瓶はできれば煮沸消毒しておく。
  2. 花穂紫蘇は軽く洗い、良く水気を切り、少し乾かしておく。
  3. 青唐辛子は種ごと細かい小口切りにする。
  4. 穂紫蘇の実と花をしごき、青唐辛子と瓶に詰め、ひたひたになるくらいまでしょうゆを注ぐ。(香りが良いのでなるべく花も入れる)
  5. 軽く混ぜて蓋をし、冷蔵庫に保管する。

※3日目くらいから食べられます。

 

<使い方・アレンジ>

お料理上手な友達は、甘口たらの酒蒸しや栃尾あげに合わせて、素敵なご馳走を作ってくれました。

私はといえば、そろそろ寒いので湯豆腐や鍋のおともに。

良いサバや鯵などの焼き魚やお刺身、蒸し豚、納豆にも合います。

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