穏やかならざるハナシ【ニース風サラダ】
ニース風サラダ。
フランス料理に美味しいものは数あれど。
なんか好きなんだなぁ…
出てくるワケではないんだけれど、『軽蔑』とか『女は女である』とか。
あるいは『太陽がいっぱい』とか『泥棒成金』とか。そんな感じ。
ユロ伯父さんのヒロインたちも、フォークの端っこを持ちながら食べたんじゃないか笑。
レタス類にトマト、ツナ、ゆで卵に黒オリーブ、アンチョビ、茹でたじゃがいもにさやいんげん。
ド定番の強さ。
最強。
…と思っていたのだけれど、どうやらこのニース風サラダのレシピ、穏やかならざることになっているようで…
なんでもそもそもニース風サラダとは、トマトとアンチョビを中心としたシンプルなもので、伝統料理保存会の方々がいまその純潔を守ろうと運動中なのだそう。
じゃがいもとさやいんげんを入れたエスコフィエ先生(注)ですら、異端審判で有罪に笑。
いわゆる食の原理主義。
えー、イイじゃんじゃがいも〜。
好きなんだけどなあ。堅いこと言わないでよ〜。
…とか言ってた矢先。
外出先で2度ほど「ニース風サラダ」に遭遇。
1件目。
ペチャッとしたサラダ菜に市販のぴ◯と◯ドレッシング、クルミ、生ハム、なぜかレーズン。
2件目。
レタスにトマト、黒オリーブにツナ、アンチョビ、じゃがいも、さやいんげん…お、イケてるイケてる…で何で目玉焼き⁈
おい!ドウシタ東京!
…と叫びそうになる自分を発見。
イカンイカン。自分も非寛容笑。
ま、最初は愛から来るんですナ。
きっと全ての非寛容も笑。
と、言うことで、今日はワタシが最初に出逢ったニース風サラダ。
今度保存会レシピにも挑戦してみよ〜っと笑。
注:エスコフィエ=19世紀末から20世紀初頭に活躍した近代フランス料理の父と言われるシェフ。
ーニース風サラダ(2人分)ー
- レタス(サニーレタスなどでもよい) 4分の1個
- トマト 2分の1個
- ツナ 2分の1缶
- アンチョビ 2切れ
- ゆで卵 1個
- 黒オリーブ 3〜4個
- じゃがいも 1個
- さやいんげん 5〜6本
- フレンチドレッシング 適宜
- じゃがいも、さやいんげんは茹でて冷ましておく。
- レタスは一口大に千切って水に放し、パリッとさせておく。
- ツナは油を切っておく。
- 全ての素材を食べよく切り、盛り付ける。
- ドレッシングを掛けていただく。
※ドレッシングにちょっとニンニクを加えても南仏風。