略式キムチ笑
すご〜くすご〜く難しいと思ってることがあるとき、必要最低限について考えてみる。
それ、どうしてもいる?
ほんとにやんなきゃ?
…なーんて。
私の場合はキムチ。
世には美味しいキムチがたくさん売ってるけど、料理に使うことが多いので、いつもちょっと困る。
まず「美味しさ」のためにちょっと甘い。
そして、比較的お高い笑。
でも、キムチ料理は食べたい!
絶対、食べたい!!
そこで最初は書物を読み、腕まくりしてやってみたのだけれど…おかゆや煮干しの贅沢な出汁を使う本格レシピは難し過ぎて。
日本の気候だと発酵し過ぎたり、量も多くて、一気に発酵するので食べ切れなかったり。
しかも結局材料費が…笑。
そんな感覚が変わったのは寮生活でのこと。韓国の友達に頂いたお母さんのキムチ、とってもシンプルな味でした。
それに中国の朝鮮族の女の子たち、冷蔵庫で手軽にキュウリのキムチを漬けてる。
しかも毎週。
で、たどり着いたのがこのレシピ。
白菜は4分の1株。
要るのはジップロック。
3日目くらいから食べられて、古漬けまで楽しめる。
ここでの最低限は、韓国唐辛子、塩、アミの塩辛、りんごかなし、ニンニク、ニラかネギ、いりゴマ。
あとのヤンニョム(白菜にまぶす薬味)は、好みや手に入ったもので。
ニンジン、ダイコン、ショウガ…etc.
漬ける量が少ないので、全部少量。
私はむしろ冷蔵庫の掃除代わりに作ってます。
ちょっと失敗しても気にしない笑。
料理にしちゃうから。
焼うどん、煮物、グラタン、ハンバーグや餃子…これまた無限。キムチ自体は甘くないので、好きに味付けできます。
私は辛いのが好きなので、今回の応用編はかなりの激辛レシピ?だけれど笑、ヤンニョムは調味料みたいに、いろんな料理の隠し味にも。
徐々に酸っぱくなる味を楽しんで。
慣れてから、キムチが身近になりました。
さて、レッツ略式笑。
ー略式キムチー
- 白菜 4分の1株
- 塩 少なめの一つかみ
- 韓国唐辛子 大さじ5〜6杯
- アミの塩辛 大さじ1〜2杯くらい(塩味の好みで)
- りんご(ナシでもよい)4分の1個
- ニラ 4分の1把
- ニンニク 大1〜2かけ
- いりゴマ 大さじ1
(あとは好みで。全部入れてもどれかだけでも)
- ニンジン 4分の1本
- 大根 2センチ分くらい
- ショウガ 小1カケ
- ネギ 15センチ分くらい
※ニンジン、大根などは水分が出て、ショウガ、ネギなどは苦味が出るので、分量は試してみて好みの味を見つけてください。ちなみに今回のキムチは最低限ダケレシピ笑。
- 白菜4分の1株は、さらに縦2つに切り(つまり八つ割り)、根元を中心に葉っぱの間に塩をふり、半日〜一晩放っておく。(日本の白菜は水分が多く、しっかり漬けるとベチャっとなるので、ちょっとしんなりすればよい。ほとんど漬かってないくらいでok!)
- ニンニク(ショウガを入れる人はショウガも)、りんごはすりおろし、ニラは4センチくらい、大根や人参も同じくらいの長さの千切りにする。
- ボールで2、唐辛子などヤンニョムの材料を全部混ぜる。
- 白菜は水気が出ていれば軽く拭き、葉っぱの間にヤンニョムの材料を塗り込む。
- ジップロックに入れて、ぴっちり口を閉め、冷蔵庫にいれる。(手をつけたものは発酵が速く進むので、8分の1株ずつ、2つの袋に分けておくと便利)
- いい感じに漬かり、キムチっぽくなったら笑食べる。
<応用編>
ー鷄ジャガキムチー
- キムチ 100グラム
- 鶏もも肉 200グラム
- じゃがいも 2個
- だし汁 300cc
- 酒 大さじ2
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ2
- (タッカルビ風にしたい人は、ハチミツ 小さじ1〜2、コチュジャン 大さじ1も加える)
- 塩こしょう
- 鶏もも肉、じゃがいもは一口大に切り、じゃがいもは水につけておく。
- 鍋で鶏もも肉を炒める。
- 色がすこし変わったら軽く塩こしょうし、キムチを加えて炒め、じゃがいもを加えてさらに炒める。
- だし汁を入れ、沸騰したら軽くアクを取り、酒、しょうゆ、みりんを入れて煮る。
- 煮汁が半分くらいになってきたら、タッカルビ風にしたい人はハチミツ、コチュジャンを加える。
- 煮汁が3分の1くらいになったら火を止め、10分ほど味を含ませる。
※キムチを加えた時にしっかり炒めると、コクがでます。
ー鯖の韓国風煮物(2人分)ー
- 鯖 2切れ(片身を半分にしたもの)
- 大根 4分の1本
- キムチ 100グラム
- 酒 大さじ1
- しょうゆ 大さじ2
- ゴマ油 大さじ1
- (唐辛子の香りが好きな人は韓国唐辛子小さじ半分)
- みりん 小さじ1
- 水
- 鯖は味が染みやすいように何ヶ所か切り目を入れ、塩をふって30分ほどおく。
- 大根は皮をむき、7〜8ミリ厚さの半月切りにする。
- 鍋底に大根を敷き、水気を拭き取った鯖を並べる。
- 酒、しょうゆ大さじ1、ゴマ油、(唐辛子)を上から振りかけ、火にかける。
- 焦げないように少し揺すりながら、しょうゆがフツフツしたら、魚がヒタヒタになるくらいの水を加える。
- 沸騰したら火を弱めて少し煮、みりん、残りのしょうゆを加える。
- 煮汁を魚にかけながら、弱火でじっくり煮る。
- 煮汁がほとんど無くなるまで煮る。
※大根を敷いたり、調味料を先に入れる煮方は大好きなジョン・キョンファさんのレシピから。彼女は美味しいモルトでさっぱり煮られているけど、キムチを入れたのは、お魚の下地で野菜を煮たり、漬物を煮物にする日本のおばあちゃんの知恵です。
そのまま冷しゃぶでクルリと巻いて。
豚キムチ焼うどん。私はキムチだけで作って、とろけるチーズをかけて食べたりもします(略式というより邪道?笑)。
※料理に使う時は、ヤンニョム(漬け汁)をどれだけ入れるかで辛さが決まります。私は割と減塩の漬け方なので、味付けしっかり目にしています。