ご馳走の味
母は仕事が忙しく、普段あまり料理をしなかったのだけれど、季節季節に作ってくれるものがあり。
春は苺のプリザーブ、夏はヴィシソワーズ、トマトの砂糖漬け、後は柿の葉寿司やマドレーヌとか。
…今思えばちょっとズッコいハレの味ばかりなのだけれど笑。
なかでも楽しみにしてたのがコレ。
骨つきの鶏モモのから揚げ。
ケンタもまだない頃のこと。
大人になってよ〜く考えると原価はそんなに変わらないのだけれど、ナゼだかすごいご馳走感。
特にクリスマスは、これにコーンスープが定番でした。鶏に塩こしょうして、小麦粉まぶして揚げるだけ。
ところが作ってみても、何かが違う…
わかった!
脚の銀紙。
コレでした笑。
ご馳走の味って、お祝いする気持ち。
忘れてたのはコレでした。
今日の付け合わせは祖母の定番、カレー風味の粉ふきいも。これも懐かしのお祝いの味です。