うをとおなすと

おさかな買いになす買いに。のほほんな毎日をつづります。

副菜

村人たち笑【姫竹の洋風木の芽白和え】

ちょっと前のお話。 もし地球が〇〇の村だったら…みたいなのが流行って。 遠い社会問題も、顔の見えるサイズのコミュニティに落とし込んで考えると、現実的に感じられる、という… そういうワケではないのだけれど笑。 類は友を呼ぶ。 最近は忙し続き。 出張…

やってみた笑【せんべい汁】

「えー私、ユーチューバーになりたい」 (©︎博多華丸・大吉) ま、ユーチューバーになりたいワケではないけれど笑、確かに「◯◯が◯◯をやってみた!」はチョット見たくなるもの。 本家本元には及ばないけど、一生懸命やってみるのが滑稽でもあり、愛らしくもあり…

素材の季節【トマトのエスニックマリネ】

何かと忙しかったこの1か月。 忙しい、という字は、心を亡くすと書くけれど。 季節感までなくしていました笑。 気づけばスーパーにも八百屋さんにも、ピッカピカの夏野菜。 もちろん、秋にも冬にも、美味しいものはあるけれど。 夏の素材の眩しいほどの色や…

予習復習【コンテと春野菜のオーブン焼き・コンテとズッキーニのマフィン】

さて先日のレシピブログさん主催の「コンテチーズと日本酒のマリアージュの会」。 http://iche.hatenablog.com/entry/2017/06/08/181551 学びは楽しく。 生産者、販売者の方々の熱い姿に心ふるえ笑。 実は調理師学校のころ、ワインの勉強会を作っていて。 先…

西へ…【豚肉とズッキーニのクミン炒め】

ニンニキニキニキ♪ニンニキニキニキ♪2人が三蔵…♪ さて、何の曲でしょう。 正解はドリフターズの人形劇の西遊記。 西遊記って愛されてますよねぇ。 アニメ、実写、人形劇。 あれは中国からインドへお経を貰いに行く話だけど。 私たち世代だと、「西域」と言…

見通し良好【エビとふきの翡翠炒め】

子どもの頃、よく怒られました。 ふきの煮物のおつゆを、ストローみたいにふきで吸い上げて。 おせちにレンコンを入れるのは、穴が開いていて見通しが良いからだそう。 ふきは富貴に通じるとか。 天然、露地ものの旬は今。 1束は結構多いので、買ったら下ご…

出会い【サワラの白子と豆腐の炊き合わせ】

「一目会ったその日から…」 名調子のテレビ番組、ありましたよねぇ。 カーテン越しに出会った2人が結ばれるかどうか。今と較べれば出会い番組と言ってもほのぼのな感じ笑。 春のスーパーにも出会いがいっぱい。 ご近所のスーパーさんは、たまに普段は仕入れ…

今年の味【ぬか漬け】

若い頃から何度か漬けて来たけれど。 引越しの多い人生。 なんどもお別れして来ました。 ぬか漬け。 数ある国の漬物の中でも、建物や地球環境に最も影響されやすいのが、日本の漬物のように思います。 沢庵や白菜も、もともと塩やぬかのみ、といった単純な漬…

タケノコ生活【わが家風たけのこ御膳】

「タケノコ生活」 この言葉がわかる人って、今どれくらいいるんだろう… わたしたちの世代でも、歴史の話。 戦後の食糧難。 都市部に住む人たちが、わずかに手元に残った衣類を、まるでタケノコの皮を一枚一枚はぐように、食料と交換し、なんとかしのいだ。 …

心はニシキ【鶏ハムとオレンジのサラダ】

新年度が始まって、少し落ちついて。 お花見もひと段落。 先輩に連れられた新入生や新入社員。 会社の近くのランチも今は混雑。 で、我々先輩も新入社員諸君も… 実は懐がチョット寂しい、4月の給料日前笑。 GWもありますからね。 さて、そんな時のつよーい味…

バイプレイヤーズ【かくや】

終わっちゃいましたよ。 話題のドラマ。 面白かったですよねぇ… 脇役のおじさまたち。 クセが強すぎたり。 逆にあまりにフツーなのが個性的だったり。 古風な様な、自由な様な。 一人一人メインディッシュだと、渋過ぎるというか、地味なんだけど。 脇にいる…

手のひら【水餃子2種】

突然ですが、大人は手のひらを返します。 選挙の話じゃなく笑。 高校生の時の国際交流イベント。 私はモンゴルからきた画家の趙さんとTシャツづくり。 慣れないシルクスクリーンだったけど、趙さんの下宿で、1日がかりでようやく完成。 その時趙さんが一言。…

サクサク【せりと新玉ねぎのノンオイルサラダ】

「サクサク」 「サクッ」 いつのまにか食感だけじゃなく、褒め言葉になりました笑。 サクッとこなす。 サクサク進む。 意外と好感度100%?の言葉だったりして笑。 食の世界でも最近は、クッキーとかフライ以外に、乾いた軽い食感などによく使うみたい。 で…

ツンデレ【花ワサビとイカのぬた】

最初は取っつきにくいけれど、知り合ってみると甘えん坊、っていうのがツンデレ。 今回は…ツーンッッ!です笑。 忙しい忙しいと言いながら、つい出張ついでに土地の食材を探したり。 抜ける様な青空。 信州の春。 わさび屋さんの店先で、小さな白い花束が笑…

狩漁本能笑【あさりとうどの生海苔汁】

貝続きですが笑。 憧れがありまして…。 潮干狩り。 やってみたいんですよねぇ。 …こう、なんか小っちゃい熊手みたいなので砂を掻くと、取れるんでしょう? 大貝、小貝がザクザクと。(?なんかカン違い笑⁉︎) 冗談はさておき笑。 昔から好きなんです。 収穫系…

別れと出会い【牡蠣と菜の花のザッと煮】

出ちゃいましたよ…。 とうとう…。 「今シーズンの牡蠣フライ終わりました」 商店街のトンカツ屋さん。 終わったか〜っっ… 時すでに遅し。 「走り」だ「旬」だに浮かれるクセに。 食べられなくなると聞くと、急に惜しくなるのが人情笑。 でもだから、「出会い…

宿題【黒にんじんとごぼうのオイル煮】

…昔から、宿題が苦手である。 正確に言えば、嫌いな宿題がニガテ。 計算ドリルとか漢字ドリル、まともに出せたことないんじゃないか。 理科とか社会のは、すぐ終わるのに。 でも、今ならワカル。 オトナになって必要なのは、むしろ計算ドリルや漢字ドリルを…

未練【ふきのとう味噌】

もう一つだけ、ふきのとうの話。 東京に来たばかりの頃。 八百屋さんの店先でパックのふきのとうを見つけて、思わず匂いを嗅いだ。 「アッハッハ!おねえちゃん!パックの外から嗅いだって匂いなんかしないよ!」 おじさんの威勢の良い声。 その場では笑って…

ランデブー【鯛と芹の梅春巻き】

今日は春のお話。 謡曲に胡蝶というのがあって。 カンタンに言うと…。 全ての花と戯れて来た蝶の精が、唯一つ、会ったことの無い冬の花、梅に焦がれて会いに来ると言う筋書き。 …というと胡蝶まるでプレイボーイの様ですが笑。胡蝶の精であるシテは女性です…

小さな喜び【ひいかのオレガノ香味パン粉詰め】

学校を卒業するとき、恩師にもらった言葉がある。 petite merveille 恩師と言っても、尊敬のあまり遠くから包丁さばきを観るだけが精一杯、の先生だったので、意味も聞けず笑。 調べてみれば、「ささやかな感動」「小さな驚き」。 驚く方も、驚かせる方も。 …

こっとこと【根菜と豚バラ肉の味噌かす煮】

擬音語や擬態語にも方言がありまして… 今となっては方言だったのか、「ばあちゃん語」だったのか、わからないものも笑。 「ごぼる」、はどうやら方言決定。 …ですが、この「こっとこと」はどうなのか笑。 煮物などをコトコト煮る、のコトコトではありません……

唐魂洋才【白菜のステーキ】

冬と言えば白菜(断言笑)。 鍋に浅漬け。 …日本の食卓、って感じの風景。 でも、日本で白菜が食べられるようになったのは、20世紀に入ってから、とのこと。 実は、観賞用の甘藍(キャベツ)の方が大先輩だそう… だから、時代劇のチョンマゲ武士が、白菜の漬物を…

モドキとマガイ【うにもどき(貝焼き風なめ糠)】

辞書を引くと、対になっちゃってる言葉、というのがある。 …小学生の頃、カブトガニの一生、の文章を読んでいて。 「いかめしい」を引くと、「おごそかな」。 「おごそかな」を引くと、「いかめしく、〇〇なさま」。 おーい!笑。 まあ、他の説明をよく読め…

内と外【七草粥と千草焼き】

日本人の「内と外」。 内輪になるとはっちゃけたり。 外面だけは良かったり。 うちは家にも通じていて。 鬼は外福は内。 謡にも内外があり。 元はよく知られたり、演じられるものが内。 さて、松の内も今日が最後。 年神様ともしばしのお別れ。 最近では衣手…

パーティピープル【グリーンオリーブのフライ】

パリピ、って言うんだそうです笑。 パーティピープル。 パーティピープル→パーリーピーポー(予測変換で出る!)→パリピ。 最後の省略だけなんかイキナリ日本の遺伝子が…笑。 で、昨日の肴より、今日はちょっとゴージャス。 …と言っても、実は以前、輸入食品店…

3日目の肴【新年のおつまみ三種ー和風ポテサラ・柚子風味の紅白ピクルス・鶏スペアリブとごぼうの山椒煮込み】

もう、いくつ寝るかは分かります笑。 お正月、来ますねぇ… 御節にお餅、最近だとローストビーフとか洋風のご馳走も多いのかも。 スーパーも2日から開いてるし、昔みたいに沢山の御節やお煮しめを作って、それを毎日、ということは無いにしても… お年賀兼ねて…

ミッション【豚肉のリエットなどークリスマスのオードブル】

…と言っても、インポッシブルの方ではありません笑。 小さい頃、温泉街の小さなミッション系幼稚園に通っていて。 クリスマス会が終われば冬休み。 毎年、その年の絵本をもらって家に帰る。 家の林のモミの木は少なくて貴重なので、杉で代用。仕舞ってあるオ…

二人静【生鱈子と葱の小鍋立て】

二人静というお能があって。 静御前に憑依された菜摘女が、静御前の霊と並んで舞うという笑。 二人で相舞う難しい曲。 ワタシの所属する流派では、同じ力量の名手が2人同時に揃うことはありえない、とのことである時代から舞われなくなったらしい。 某時代劇…

もってのほか【菊の花の和え物2種】

やんごとなき方のみしるしを頂くから「もってのほか」だとか… 籬の菊を頂くので「かきのもと」だとか… 雅なエピソードに事欠かない菊花の別名。 そう言えば、酒どころの郷里の国語の先生たちは、漢文も古文も現国の先生も笑、重陽の日の菊酒について教えてく…

第5問笑【ネギとセロリのシーフード梅酢マリネ】

さて第5問です。 (なんのこっちゃ笑) 昨日の鶏の南蛮漬け http://iche.hatenablog.com/entry/2016/11/24/132126 に続く、自家製梅酢料理第二弾笑。 マリネです。 秋なのでセロリだけど、春ならウドや山菜で。 サッと茹でた野菜、シーフードを梅酢、塩こしょ…