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うをとおなすと

おさかな買いになす買いに。のほほんな毎日をつづります。

宿題【黒にんじんとごぼうのオイル煮】

…昔から、宿題が苦手である。 正確に言えば、嫌いな宿題がニガテ。 計算ドリルとか漢字ドリル、まともに出せたことないんじゃないか。 理科とか社会のは、すぐ終わるのに。 でも、今ならワカル。 オトナになって必要なのは、むしろ計算ドリルや漢字ドリルを…

未練【ふきのとう味噌】

もう一つだけ、ふきのとうの話。 東京に来たばかりの頃。 八百屋さんの店先でパックのふきのとうを見つけて、思わず匂いを嗅いだ。 「アッハッハ!おねえちゃん!パックの外から嗅いだって匂いなんかしないよ!」 おじさんの威勢の良い声。 その場では笑って…

早春賦【ふきのとうの天ぷら】

もうすっかり春、のicheです。 (脳内が常に…のご指摘もありますが笑) ふきのとう。 せっかく親が田舎に家を買っても、うちの祖母は街育ち。実は山菜の扱いなんかはあまり知らなくて。 同級生のお家で教えてもらう事もしばしばでした。 そんな中、ウチの定番…

ランデブー【鯛と芹の梅春巻き】

今日は春のお話。 謡曲に胡蝶というのがあって。 カンタンに言うと…。 全ての花と戯れて来た蝶の精が、唯一つ、会ったことの無い冬の花、梅に焦がれて会いに来ると言う筋書き。 …というと胡蝶まるでプレイボーイの様ですが笑。胡蝶の精であるシテは女性です…

小さな喜び【ひいかのオレガノ香味パン粉詰め】

学校を卒業するとき、恩師にもらった言葉がある。 petite merveille 恩師と言っても、尊敬のあまり遠くから包丁さばきを観るだけが精一杯、の先生だったので、意味も聞けず笑。 調べてみれば、「ささやかな感動」「小さな驚き」。 驚く方も、驚かせる方も。 …

唐魂洋才【白菜のステーキ】

冬と言えば白菜(断言笑)。 鍋に浅漬け。 …日本の食卓、って感じの風景。 でも、日本で白菜が食べられるようになったのは、20世紀に入ってから、とのこと。 実は、観賞用の甘藍(キャベツ)の方が大先輩だそう… だから、時代劇のチョンマゲ武士が、白菜の漬物を…

モドキとマガイ【うにもどき(貝焼き風なめ糠)】

辞書を引くと、対になっちゃってる言葉、というのがある。 …小学生の頃、カブトガニの一生、の文章を読んでいて。 「いかめしい」を引くと、「おごそかな」。 「おごそかな」を引くと、「いかめしく、〇〇なさま」。 おーい!笑。 まあ、他の説明をよく読め…

パーティピープル【グリーンオリーブのフライ】

パリピ、って言うんだそうです笑。 パーティピープル。 パーティピープル→パーリーピーポー(予測変換で出る!)→パリピ。 最後の省略だけなんかイキナリ日本の遺伝子が…笑。 で、昨日の肴より、今日はちょっとゴージャス。 …と言っても、実は以前、輸入食品店…

3日目の肴【新年のおつまみ三種ー和風ポテサラ・柚子風味の紅白ピクルス・鶏スペアリブとごぼうの山椒煮込み】

もう、いくつ寝るかは分かります笑。 お正月、来ますねぇ… 御節にお餅、最近だとローストビーフとか洋風のご馳走も多いのかも。 スーパーも2日から開いてるし、昔みたいに沢山の御節やお煮しめを作って、それを毎日、ということは無いにしても… お年賀兼ねて…

ミッション【豚肉のリエットなどークリスマスのオードブル】

…と言っても、インポッシブルの方ではありません笑。 小さい頃、温泉街の小さなミッション系幼稚園に通っていて。 クリスマス会が終われば冬休み。 毎年、その年の絵本をもらって家に帰る。 家の林のモミの木は少なくて貴重なので、杉で代用。仕舞ってあるオ…

二人静【生鱈子と葱の小鍋立て】

二人静というお能があって。 静御前に憑依された菜摘女が、静御前の霊と並んで舞うという笑。 二人で相舞う難しい曲。 ワタシの所属する流派では、同じ力量の名手が2人同時に揃うことはありえない、とのことである時代から舞われなくなったらしい。 某時代劇…

もってのほか【菊の花の和え物2種】

やんごとなき方のみしるしを頂くから「もってのほか」だとか… 籬の菊を頂くので「かきのもと」だとか… 雅なエピソードに事欠かない菊花の別名。 そう言えば、酒どころの郷里の国語の先生たちは、漢文も古文も現国の先生も笑、重陽の日の菊酒について教えてく…

第5問笑【ネギとセロリのシーフード梅酢マリネ】

さて第5問です。 (なんのこっちゃ笑) 昨日の鶏の南蛮漬け http://iche.hatenablog.com/entry/2016/11/24/132126 に続く、自家製梅酢料理第二弾笑。 マリネです。 秋なのでセロリだけど、春ならウドや山菜で。 サッと茹でた野菜、シーフードを梅酢、塩こしょ…

ふるさと訛り【四方竹とニシンの煮物】

ふるさとのなまりが聞きたくて、昔の人は駅に行ったけど、今ならどうするだろう。 youtube? LINEでリアルタイムで話せるから大丈夫? …いやいや、今ならデパートじゃないか。 と言っても食の方言。 今日見つけたのは四方竹(しほうちく)。 なんでも高知で採れ…

氏より育ち【たらこの吟醸粕漬け】

「スーパーで一番安いタラコです。」 いいですか? 繰り返します。 今日の主役は 「スーパーで、一番、安い、タラコです。」 ステキな箱に入っている、高いのはダメです笑。 小さくて、箸で切ろうと思うと意外に固くて上手に切れなくて笑、スーパーで大体298…

異種格闘笑【秋刀魚とニラの韓国風ぬた】

クセが強い人、っている笑。 で、周りがそういう人同士鉢会わせない様に気を使ってると、意外に意気投合しちゃったりして。 これはまさにそんな感じ。 個性同士のぶつかり合い笑。 きっかけはご近所に到来した大量の新鮮なサンマ。何尾使っても良いので料理…

見た目先行笑【柿の和洋白和え】

素材から料理が浮かぶこともあるけど、器から料理が浮かぶこともあって。 ご近所の可愛い雑貨屋さん。(http://boelstore.com) 若い人の素敵なセンスで、面白い生活雑貨、文房具、ナドナド。 そんな中に感じのいい器が。 夏はガラスの小皿だったり。 http://i…

ビンボー贅沢【フレッシュハーブのポテトサラダ】

ホカホカご飯に思いっきりウニやイクラを載せる…とか。 美味しいお肉を動けなくなるくらい食べる…とか。 やっぱり「過剰」っていうのは、どっか贅沢、の条件ナンデショウナ… しかも、普段は少ししか使わない(使えない)モノを沢山、というのがミソで笑。 …と…

土産話【ホタテと木綿豆腐のカルパッチョ レモンオイル風味】

旅好きの同僚のお土産は、レモン風味のオリーブオイル。 小さな瓶の向こうにイタリアの空。 建築の話。 街を彩るモチーフの話。 こういう仕事をしていて良かったと思える時間。 旅するのも良いけれど、旅の話を聞くのも好きだ。 オイルの香りを最大限に楽し…

良え氏の子【新れんこんのシュリンプトースト マジョラム風味】

「良え氏の子(ええしのこ)」 関西弁で「いいトコの子」の意味。 美味しいモノがあるのにヤセ我慢したりしていると、「なんや!良え氏の子か?」なーんて。 とたんにクルン!と化けの皮を剥がされて「いただきまーす!」 さてさて、閑話休題。 小さい時に「高…

オオギリスト【サンマとじゃがいものサフラン焼き】

大喜利番組が好きだったりする。 日曜夕方の長寿番組もだけど、特に、深夜全国から参加する、某国営放送の。 今までで一番気に入ったお題は… 「桃太郎に動物たちがイラッ!さて桃太郎、何と言った?」 答え「夜、宿で「動物とか良いですかぁ?」と聞いていた…

日の名残り【イチジクの豚肉巻き 赤ワインソース】

イチジクの別名は映日果というのだそう。 アンジール、というペルシャ語の音かららしいけれど、無花果よりこの方が似合う気がする。 日を映す果実。 陽は傾いて。 カズオ・イシグロの『日の名残り』。 『斜陽』の様なグロテスクさは無く。 沈む陽の美しさに…

ダシにする【アクアパッツァ風一人鍋】

ダシにする、っていう言葉、実はあんまり語源がわからないらしい・・・。 「仕事をダシに…」、とかいうアレ笑。 具(本題?)じゃない出汁、の意味だとか、山車の様に前に押し立てて、その間にホントのことをやっちゃうことだとか。 まさに「諸説あり」。 さて…

夢のまた夢【生麩の素揚げ】

大学生の頃、先斗町に小さなお店ができた。 トントンと2階に上がると、白木のカウンターと、何席かの掘りごたつ。 多分脱サラなのか、あんまり商売人っぽくない、生真面目そう〜なマスター。 白木のカウンターはいつもピカピカ。 店内は明るいけど、無口な店…

ツルツルとセンス【なすのツルツル】

大学生の頃、近くに、つげ義春の漫画の名前の居酒屋さんがあった。 演劇だか音楽だかをやってたと噂の、今思うと、私たちよりちょっとだけ年上のお兄さんがやっていたお店。 サブカルっぽくて、少し浮世離れした感じなんだけど、大学生がハメを外したりする…

『パイプのけむり』【鶏のハーブフリット】

子どもの頃、明治生まれの先生にピアノを習っていた。 レッスンは小さなぶどう棚のある庭に面した、一続きの部屋で、グランドピアノが2台。隣の部屋には本棚とソファがあって、子どもたちが順番を待っている。 先生はわたしたちのために『子どものとも』と『…