イカ天国【いかとじゃがいも、グリンピースの洋風煮込み】
イカ天…って今覚えている人いるんだろうか…
ちなみに「イカの天ぷらダロ?」、のお父さんも、駄菓子屋のおばあちゃんを思い浮かべたお兄さんも、違います。
違います。(もう一度笑)
俳優さんとバラドルさんが司会のバンドの勝ち抜き番組で、豪華審査員がいて。
確か有名なバンドも出たはず。
ちなみに、いかす、は当時すでに死語で、パロディ的に使われてたので、私たちの世代のボキャブラリーじゃありません笑。
私は全くバンド系ではなかったのですが、楽器ができて、友だちとやってる姿はちょっと眩しく。
きっと私たち世代には、押入れにエレキとかが入ってるウチも多いんだろうなあ…なんて笑。
居酒屋さんでサキイカ天を見たり、ステキな天ぷら屋さんでいかの天ぷらを見るたび、口走りそうになる今日この頃。
…そんなワケでイカづいていますが(強引笑)。
イカ、タコ、砂肝類を柔らかく、美味しく調理する上で、共通する事が一つ。
サッと火通しするか、じっくりと長時間煮込むか。
正反対のアプローチ。
後者の場合、煮汁で一緒に何かを煮れば、旨味もじっくり染みこみます。
今日は寒い日の煮込みにぴったりのジャガイモとグリンピース。
ちなみにワタシ、ホントはグリンピースが苦手なのです。
でもそれがチョット悔しく笑。いつも美味しい調理法を探しています。
フェンネルがほんのり香る、この煮物なら大丈夫。
イカす煮物になってます笑。
ーいかとじゃがいも、グリンピースの洋風煮物(4人分)ー
- いか(スルメイカ、ヤリイカなど) 中1杯
- ベーコン 40グラム
- ジャガイモ 大2個
- グリンピース 大人の一掴みくらい
- 玉ねぎ 4分の1個
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩こしょう 適宜
- 白ワイン 50cc
- 水 500cc
- GABANフェンネルパウダー 小さじ2杯
- GABANローリエホール 1枚
- (お好みで隠し味に無添加ブイヨン1グラムくらい)
- イカはげそと内臓を取って洗い、水気をよく拭き取って皮をはぎ、胴は1センチ幅くらいの筒切り、足やえんぺらは食べよい大きさに切る。
- 玉ねぎは1〜1.5センチ角位の粗めのみじん切り、ベーコンは1センチ幅、じゃがいもは皮をむいて2センチ角くらいのさいの目にきる。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、ベーコンを炒める。
- 少しベーコンの脂が出てきたら玉ねぎを加え、イカを入れて、塩こしょうして炒める。
- イカの色が変わり始めたら、フェンネル、ワインを入れてよく混ぜ、じゃがいも、水、ローリエを加える。(ブイヨンを入れる時はここで)
- アクを取りながら、じゃがいもがすっかり柔らかくなり、少し煮崩れるくらいまでじっくり煮込む。
※前の日煮て、翌日温めなおしても、とても美味しく頂けます。
今回使ったGABANのフェンネルとローリエは、香りが優しく、少し多めに使っても大丈夫。イカの臭みを消しながら、味を引き立ててくれます。
郷に入りては【カレイの甘酢あんかけ】
コロッケ、トンカツ、ハンバーグ。
カレーにオムライス。
日本生まれの欧米?料理笑。
洋食。
新しもの好きのワタシたち。
外国や地方の料理を取り入れて、すぐにアレンジ笑。
お隣の国の中国のお料理もそう…
最近は本格的な豊かな地方料理のお店もたくさんあるけれど。
家餃子は普通に焼いちゃうし。
夏になれば冷やし中華始めます笑。
今はクッ○ドゥーさんとか色々あるので笑、お家中華もプロの味だけど、たまに食べたくなります。
お醤油味、ケチャップ味の和風中華。
ワタシの場合は、白身魚のあんかけ。
鯛とかカレイとか、ヒレがサクサクになるくらいまで揚げて、甘酸っぱい野菜のあんがたっぷり。
今日はスーパーで見かけた新鮮な真子カレイ。
今日は2人分の大きなお魚ですが、小さめを家族分1匹づけでも、香ばしく美味しく頂けます。
祖母のやり方が懐かしくて、丸ごと揚げていますが笑、モチロン切り身でも。
ポイントは…
1.お魚は下味の塩こしょうをしっかりすること。
2.ヒレがサクサクになり、切り目がコンガリキツネ色になるまで、じっくり揚げて香ばしさを出すこと。
今回はすこーし甘め、塩味薄めのサッパリあんですが、お好みでお醤油やお酢を調節して。
ニッポンのお母さん中華。
お試しあれ笑。
ーカレイの甘酢あんかけ(2人分)ー
- カレイ 大1尾(小2尾でも)
- 塩こしょう 適宜
- 片栗粉 たっぷり
- サラダ油 揚げ油用
<甘酢あん>
- 玉ねぎ 4分の1個
- 人参 2〜3センチ分
- ピーマン 2分の1個
- しょうがの絞り汁 1かけ分
- ごま油 小さじ1
- 水 100cc
- (お好みで顆粒無化調鶏ガラスープ小さじ2分の1)
- 酒 大さじ2
- 酢 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- 醤油 大さじ1〜1.5
- ケチャップ 大さじ1
- 水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1を水大さじ1にといたもの)
- カレイはエラを取り、両面のウロコをこそげて洗い、よく水気を拭き取る。
- 両面に数本切り目を入れ、塩こしょうをしっかりし、片栗粉をヒレまでたっぷりまぶす。
- 170〜180度の油にカレイを入れ、ヒレがサクサクになり、切り目がコンガリキツネ色になるまで揚げる。(魚が油から出ているところにはお玉で掛けながら。あれば中華鍋で揚げると尾頭がピンとします笑)
- 玉ねぎ、にんじん、ピーマンは全て千切りにする。(玉ねぎは繊維に沿って)
- 酢、砂糖、醤油、ケチャップは合わせておく。
- 小鍋にごま油を入れて火にかけ、玉ねぎとにんじんを入れて塩こしょうし、軽く炒める。
- 油が回ったら水(お好みで顆粒スープも)を入れ、酒を入れてアクをすくいながら1〜2分煮る。
- 合わせ調味料を入れ、野菜が少ししんなりしたら水溶き片栗粉を入れ、トロミがついたらピーマンを加えて混ぜる。
- カレイが揚がったら、あんをかけて出す。
※あんの方はピーマンを入れる前まで先にやっておいて、カレイを揚げ始めてからピーマンを入れて温め、掛けてもよい。揚げたてに掛けられるよう、好きなタイミングで^_^
元気な真子カレイについ記念撮影笑。
小さな喜び【ひいかのオレガノ香味パン粉詰め】
学校を卒業するとき、恩師にもらった言葉がある。
petite merveille
恩師と言っても、尊敬のあまり遠くから包丁さばきを観るだけが精一杯、の先生だったので、意味も聞けず笑。
調べてみれば、「ささやかな感動」「小さな驚き」。
驚く方も、驚かせる方も。
鈍感にならず。
大げさにならず。
なかなかそれは難しいけれど。
せめて時には、ちっちゃなものに目をとめて。
サテサテ笑、それはさておき。
ちっちゃな食材、結構好きなんです笑。
代表格はひいか。
お腹に香り高いパン粉を詰めて。
辛口の白ワインはベストマッチですが、今日はシェリーを合わせてみました。バーボンも意外に合いマスよ笑。
香味パン粉は気分で好きなもの(オリーブ、ケッパー、お好きなハーブ類などなど)を入れて。
今日はシンプルにオレガノをタップリ効かせ、トマトソースに合う爽やかな香りに。
パン粉は余ったら1週間くらいは冷凍可能なので、そのまま軽くソテーした白身魚やホタテ、ナスなどの野菜にふりかけ、オーブントースターなんかで焼いても美味です。
頂いたGABANのオレガノは、香りよく、苦味少なく、たくさん入れても大丈夫笑。トマトソースは今日はトマト缶で。市販でもモチロンOK。その時でもローリエを入れて煮直すと味にグッと高級感がでます。
ひいかは身が薄くて柔らかく、サッと火が通り、硬さの心配は無用。もちろん、もっと大きなイカでもできます。
一口食べると意外なほど優しい味。
小さな驚き。
小さな喜びに変わりますように…
ーひいかのオレガノ香味パン粉詰め(2人分)ー
- ひいか 8〜10匹くらい
- トマトソース(自家製のカンタン版レシピは最後に) 1カップくらい
- 塩こしょう
<オレガノ風味の香味パン粉(作りやすい分量)>
- パン粉(細目) 20グラム
- パルメザンチーズ(粉チーズ可) 10グラム
- にんにく 1かけ
- オレガノ(GABANドライ) 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩こしょう 適宜
- (お好みでアンチョビ1切れを刻んでいれても)
- ひいかは足を外し、ハラワタと目玉を取って洗い、キッチンペーパーで拭いておく。
- 香味パン粉は、にんにく、チーズはすりおろし、全ての材料をボールで混ぜる。
- ティースプーンでひいかのお腹にパン粉を詰める。(大きいひいかの場合は下足もお腹につめる。更に大きなイカを使う場合は、刻んでパン粉に混ぜてもよい)
- グラタン皿にトマトソースを敷き、パン粉を詰めた胴と足を載せる。
- 上からも少しパン粉、オリーブオイル、オレガノを振り、230度のオーブンかオーブントースターで焦げ目が付くくらいまで焼く。(先にレンジで5分加熱してからグリル(10分くらい)すると、早くできます)
<基本のトマトソース(作りやすい分量)>
- トマト缶 1個
- 玉ねぎ 4分の1個くらい
- (好みで)にんにく 1かけ
- ローリエ 1枚
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩こしょう
- 鍋にオリーブオイルを入れ、にんにくを入れる場合は、ここで包丁で叩き潰したものを入れて火にかける。
- 玉ねぎは、みじん切り、薄切り、ざく切りなど、後で食べたい食感に合わせて切る。
- 鍋のオイルが温まって来たら、玉ねぎを加え、あまりへらなどで混ぜず、焦げないように鍋をゆすりながらゆっくり炒める。(ここの炒め加減でソースのコクや甘さが決まるので、使う料理やお好みに合わせて)
- 玉ねぎが炒まったらトマト缶を加え、へらで潰し、ローリエを入れて煮込む。
- ソースの色が、明るくオレンジがかった赤色に変わったら(だいたい15分くらい)、塩こしょうで味を整える。
- 滑らかなソースを作りたい場合は、ここでザルなどでこす(その場合玉ねぎはザク切りでよい)
※使ったトマト缶の酸味が強すぎる時は、隠し味に砂糖をほんのひとつまみ加えるとまろやかになります、。
※今回のレシピブログさんのGABANスパイスモニターはソースにローリエ、パン粉にオレガノを使わせて頂きました。どちらも爽やかでありながら優しい香り。特にオレガノは苦くないので、タップリ使えそうです。
カレーなる一族【我が家のスープカレー】
…カレーと言えばインドです…笑。
この間久しぶりにインドカレーの講習に行ったりして、やっぱりそう思った次第。
スパイスとともに数千年(…らしいですよ)。
悠久の歴史。
でも今、日本ほど、本家とも違う、いろーんなカレーのある国はないんじゃないか笑。
中には「ご当地カレー」まで。
…ということで、今日はこちら。
言わずと知れた北海道のカレー。
一家言ある方も多く笑。
南インドやスリランカ、中国などルーツとされる国も多く、お店も沢山あって味わいも多様。
でも大きく言えば、サラッとしながらコク深く、スパイスの香り高いスープと、大きな具。
北の大地の、新鮮な素材。
…自己流ですが、昔から好きで、作ってました。
今日はスタンダードな鶏肉バージョンですが、ベースを作ったら、後の具は季節次第。
秋冬は根菜やきのこ。
夏ならナスやトマト、ズッキーニなど。
スープが決めてなので、ベースをシッカリ煮込んで、食べる時に他の具を入れます。
大き目の具はご馳走感満載。
ベースさえ仕込んでおけば速いので、おもてなしにも。
邪道かもしれませんが、ワタシは日本のカレーらしく、隠し味に醤油やソースを使っちゃいます笑。
ちょっとしたコツですが、冷しゃぶを作った時の豚肉の茹で汁なんかを捨てずに取っておいて、水の代わりに使っても、コクが出て美味しいです。
カレーなる一族の末裔。
思えば遠くへ来たもんだ。
ー我が家のスープカレー(2人分)ー
【スープベース】
- 鶏骨つきモモ肉 2本(なければ手羽元4〜5本でも)
- にんじん(具材用) 2分の1本
<香味野菜>
- ニンニク 大1かけ
- しょうが 大1かけ
- 玉ねぎ 2分の1個
- セロリ 10センチ分くらい
- にんじん 4分の1本
<スパイス・調味料>
- カレー粉 大さじ2
- クミンパウダー 大さじ1
- コリアンダーパウダー 大さじ1
- 鷹の爪 1本
- 粒黒胡椒 5粒くらい
- ローリエ 1枚
- サラダ油 大さじ2
- 酒 50cc
- 無添加コンソメ 8〜9グラム
- 水1リットル
- トマトペースト 大さじ2
- 醤油 大さじ2
- ホールトマト缶 2分の1カップ
- 塩こしょう
- <仕上げ用>
- ウスターソース 大さじ1
- (あれば)ガラムマサラ 少々
- 具にする素材 じゃがいも ピーマン、ゆで卵など
- 鶏モモ肉はフォークでブツブツと穴をあけ、塩こしょうを擦り込む(できれば骨に沿って包丁で切れ目を入れておくと、味も染みやすく、スープにもコクがでる)。
- 具材用のにんじんは皮を剥き、大きく切る。(面取りは不用)
- 玉ねぎは薄切り、その他の香味野菜は全て千切りにする。
- 鍋にサラダ油大さじ1を入れ、モモ肉の表面をサッと焼いて取り出す。
- 残りのサラダ油を入れ、唐辛子、ローリエ、黒胡椒を軽く炒めて香りを立てる。(アッサリさせたい人、香りをマイルドにしたい人は、これらのスパイスを煮込む時に加えても)
- ニンニク、しょうがを加えて炒める。
- 香りが出てきたら、にんじん、セロリ、玉ねぎの順番に加え、さらに炒める。
- 野菜がしんなりしたら、パウダースパイス類(カレー粉、クミン、コリアンダー)を入れ、充分香りを引き出すようにしっかり炒める。
- トマトペースト、しょう油を加えてよく混ぜ、鶏肉を戻す。
- 酒、水、ブイヨン、つぶしたトマト缶を加え、具材用のにんじんも加えて、アクをすくいながら煮る。にんじんが柔らかくなり、鶏肉が骨から外れやすくなるくらいまで煮込む。(前日仕込んでおく時は、ここで具材とスープを分けて取っておくと良い。)
- スープにソース、ガラムマサラなどを入れて仕上げ、他の好きな具材に火を通して(レンチン、素揚げなどお好みで)添えて出す。
※じゃがいも、タケノコなど、スープの味を染み込ませたいものは、にんじんが少し柔らかくなったくらいで一緒に煮ても。
※ガラムマサラはなくても大丈夫。パウダースパイスも、カルダモンなどお好きなものを試してみてください。今日は香味野菜を炒めた所に入れていますが、水を入れた後に別鍋で炒って入れても香ばしいです。
※アクをすくう時、油をすくい過ぎると、コクや香りが薄くなるので気をつけて。
ホームスイートホーム【トリュフ風サツマイモの洋風きんとん】
Home, Sweet Home.
我が家が一番笑。
子どもの頃、家族のお出かけから帰って来ると、決まって大人はこう言ったもの。
番茶かなんか淹れながら…
お風呂の中の「極楽極楽」とおんなじ。
…そんなお年頃になりました笑。
今回のスパイスモニターはバレンタイン特集。
バニラビーンズ、シナモンシュガー、ドライミント。
ドライミントはお肉なんかにも使うとして…
バニラビーンズとシナモンシュガーは…
やっぱスイーツでしょ。
チョコレートも良いけど、結構沢山できちゃうし。配って歩く年齢も過ぎて…笑。
美味しいものを少し。
でも少しくらい食べ過ぎても、安心なものを。
縁の下の力持ちはバニラビーンズ。
リッチで贅沢な味と香りに。
滑らかな舌触りは想像以上。
番茶でもコーヒーでも紅茶でも。
我が家が一番笑。
ートリュフ風サツマイモの洋風きんとん(小さめ15〜16個分)ー
- さつまいも 小1本(皮付きで200グラムくらい)
- バター 10グラム
- ラム酒 大さじ1
- 砂糖 30グラム(さつまいもの甘さに応じて増減させて。)
- 生クリーム 小さじ1
- 刻んだオレンジピール 大さじ1杯半
- バニラビーンズ 4センチ分くらい
- シナモンシュガー 小さじ4分の1くらい
- ココアパウダー 適宜
- ココナッツファイン(細かいココナッツフレーク) 適宜
- さつまいもは柔らかく蒸すか、レンジでチンして皮をむいて熱いうちに潰し、180グラムほど取り分ける(余裕があれば裏ごしでつぶすとよい)。
- バニラビーンズは開いて中の粒を出しておく(残ったさやはグラニュー糖の中などに入れておくとバニラシュガーができる)。
- さつまいもが温かいうちにバターを混ぜて溶かし、ラム酒、甘さの加減を見ながら砂糖、生クリーム、バニラビーンズの中身、シナモンシュガーを加えてよく混ぜ、最後にオレンジピールを均等に混ぜ込む。
- バットにラップか耐水性のオーブンペーパーを敷き、生地を入れてならす。
- 厚さを平らにならしたら、上にもラップをして、バットかタッパーなどを載せ、軽く重しをして冷蔵庫で一晩冷やす。
- 生地を切り分け、ココアパウダー、ココナッツフレークなどをまぶす。(手で丸めて成形してもよい)
※切るとこんな感じ笑。
※今回使ったのはGABANのバニラビーンズとシナモンシュガー。バニラはエッセンスも良いけど、軽やかで華やか、でもシッカリ「効いて」くれる香りはビーンズならでは笑。辛味が強過ぎず、ふんわり包み込むような香りのシナモンシュガーもオススメです!
復習の彼方に笑【ドライラムキーマとジャガイモのカレー】
羊が一匹、羊が二匹、羊が…、…三百六十五匹、……、羊が六千八百五十四匹、羊が…
眠れない夜をお過ごしのみなさん。
お元気ですか?
羊は数えるより食べる専門の、icheです笑。
…さて、行って来ました。
羊を食べる人たちの集い。
食べる、貪る。
いや齧る笑。
羊齧協会さんのラムアンバサダープログラム。
今日はスパイスのお勉強もできるという…
講師は旅するスパイス商、シャンカール野口さん。
インドカレーを習うのは本当に久しぶり。
ただ当時は、シンプルだけど奥が深く、どうしても習った通りにできなかった思い出も。
折悪しく風邪気味で、帰ろっかな〜、とヘタレていたら、続々と集まるみんなの熱気と「ターメリックは天然の抗生物質と言われてますから!」の先生の力強いお言葉。
幸いスパイスの香りは感じられたので、参加することに。講義前から先生を質問攻めにするツワモノも笑。
さて講義。
基本のスパイスの割合。
インドカレーの調理法に隠された香りと味の波状攻略法。
テーブルの上には基本の4種のパウダースパイス(コリアンダー、クミン、カイエンヌペッパー、ターメリック)が置かれていて、各自調合。ただ、同じ講義を聞いていても、個性がスゴイ笑。
ちなみに、筋金入りのコリアンダー好きのワタシ
http://iche.hatenablog.com/entry/2016/07/03/120116
、こっそり増やしてたら先生にバレました…笑。
調合したスパイスはお土産に。スタータースパイス(後で詳しく)用のホールクミンも小分けして頂いて。
実演と実食。
…美味しかったね、やっぱり。
昔ならった友達との違いは、パウダースパイスをぬるま湯で溶いたりしないこと。
それと、炒めていて焦げそうになったら、割とこまめに、ちょっとずつ水を足して、油と水で炒めていくような、新しいコツも習ったり。(中国料理の水炒めをちょっと思い出しました・・・)
でも、最後まで味見をしない所や(友人によると、火の通りが中途半端なスパイスは身体に悪いとのこと)、スタータースパイスの使い方はやっぱり似ていて。
早速家で。
ラムのひき肉は売ってなかったので、肩ロースをフードプロセッサーで粗いミンチに。
配られたレシピは植物油だけど、実演に従ってバターで。玉ねぎ、トマトは今回大きかったので1つずつで。
…結果。
美味しくできました。
飲み物は赤ワインを合わせたけど、これも相性や良し。
家じゅうカレー臭にしても、挑戦の価値アリです笑。
(今回は実作記なので、許可を頂いて、先生が配られたレシピを掲載しますが、美味しさは保証します!)
ードライラムキーマとジャガイモのカレー(シャンカールさんのレシピ)ー
※は私の感想。再現写真も載せています。
(材料)
ラムひき肉 400g
じゃがいも 2個(固めに茹でて、1.5センチダイスサイズに切る※実演では生だったので私も生で再現しました)
スタータースパイス<クミンシード>小さじ2分の1
玉ねぎ 2個(みじん切り※私は大きい玉ねぎだったので1個で)
にんにく 1片(みじん切りやや大きめ)
しょうが 1片(みじん切りやや大きめ)
トマト 中玉2個(ざく切り※私は大玉だったので1個で)
菜種油 大さじ3(実演も私も、菜種油大さじ1+バター大さじ2で行きました)
パウダースパイス(当日調合)<コリアンダー大さじ1、クミンパウダー小さじ1、ターメリック小さじ2分の1、カイエンペッパー小さじ2分の1>
塩 小さじ1
香菜 大さじ1(みじん切り)
(作り方)
1:菜種油をフライパンで中火で温め、スタータースパイスを入、香り油を作る。
2:クミンシードの周りがプチプチしてきたら、にんにくとしょうがを加え、色づくまで炒める。玉ねぎを加え、中強火で炒める。<焦げそうになったら大さじ1の水を加える>
3:玉ねぎがきつね色になったら、トマトを加える。
4:トマトの水分を飛ばしペースト状になったら、パウダースパイスと塩を加える。
5:2~3分炒めたら、ラムひき肉を投入して色づくまで炒めたら、水50ml(分量外)を加え火を弱火にして10分間炒める。
6:蓋を開けて、刻んだじゃがいもと香菜を入れ、中火で3分ほど混ぜ炒める。
7:じゃがいもが柔らかくなり、塩味調整したら出来上がり。トッピングに香菜(分量外)をふりかける。
※実演では最後にガラムマサラを投入してたので、家でも。写真はシャンカールさんのお店のガラムマサラです。家ではにんじんのときゅうりの梅酢ピクルスを添えました^_^
こっとこと【根菜と豚バラ肉の味噌かす煮】
擬音語や擬態語にも方言がありまして…
今となっては方言だったのか、「ばあちゃん語」だったのか、わからないものも笑。
「ごぼる」、はどうやら方言決定。
…ですが、この「こっとこと」はどうなのか笑。
煮物などをコトコト煮る、のコトコトではありません…
…何というか、例えば、身動きが取れないくらい毛布や布団にくるまったり、こたつに首まですっぽり入って暖を取っている様を「こっとことになる」と。
モコモコ、でも無いんです笑。
たしかばあちゃんの場合、たま〜に食べ物に使ってた時も。
例えば煮込みうどんとか、シチューとか。
残ったのを煮込みすぎて具が動かせないくらいトロミがついちゃったりしてると。
「こっとことになっとる…」と。
さて、閑話休題。
春の足音は聞けども、まだまだ寒い今日この頃。
「こっとこと」に着込まなくても、身体の芯から「ぽっかぽか」になれる煮物を笑。
薄切りの豚バラ肉をくるくるっと巻いて作ります。
ニガテな人でも食べやすく、酒粕の分量はホンの隠し味程度ですが、粕汁大好き!ストロングスタイル好みの方は笑、味噌と同量くらいまで増やしても。
ただし、トロミもシッカリつきやすくなるので、コッチが「こっとこと」になって笑、焦げつかないよう要注意。
ではでは、ハフハフして⁈召し上がれ笑。
ー根菜と豚バラ肉の味噌かす煮(3〜4人分)ー
- 豚バラ薄切り肉 180グラムくらい
- 里芋 3〜4個
- 人参 4分の1本
- ごぼう 2分の1本
- しょうが 1カケ
- 鷹の爪(赤唐辛子) 2分の1本
- 昆布 7センチ角くらい
- 水 500cc
- 酒 50cc
- 味噌 大さじ3くらい
- 酒粕 大さじ1〜2杯
- 青ネギなど 好みで
- 昆布を分量の水に浸けておく。
- しょうがは薄切りにする。
- 人参、ごぼうは皮を剥き、乱切りにしておく。
- 豚バラ肉は端からくるくるっと巻いておく。(キュッとキツめに巻いて、最後ポンッと押してあげれば特に留めたりしなくても大丈夫)
- 昆布の鍋にしょうがを入れて火に掛け、沸騰してきたら豚バラ肉を入れる。
- 肉の色が変わり出したら、酒を加え、アクをすくって人参、ごぼうの順に入れる。
- 里芋の皮を剥き、米の研ぎ汁か、なければ米ひとつまみを入れた水で下茹でする。
- 芋の表面が少し透き通るくらいで、肉の鍋に入れ、3〜4分煮る。
- 味噌、酒粕を溶き入れ、鷹の爪を入れ、アルミホイルなどで落とし蓋をして、15分ほど煮る。
- 火を止め、5分ほどおいて味を含ませてから出す。
※ごぼうを入れる時も、人参の色が少し濃く変わるのを待って入れた方が、早く柔らかくなります。鷹の爪は入れずに頂くときに七味を振っても、逆に効かせたい人は、もっと早めに入れても美味しいです。肉が硬くなったり、味が抜けたりしにくいので、前の日作って温めなおしてもok!